BAD RELIGION「Age of Unreason」のレビュー



タイトル:Age of Unreason(エイジ・オブ・アンリーズン)

アーティスト:BAD RELIGION(バッド・レリジョン)

概要

メロコア界のレジェンド「BAD RELIGION」の令和1発目!(てかアメリカに令和とか無いかw)の令和元年5月3日にリリースされた17枚目のアルバム。
2013年の前作「TRUE NORTH」から6年ぶりのフルアルバムである。ビルボード200で最高位73位を記録!

さあ令和一発目のレビューです!って前回から半年以上経っちゃたなぁ。
ホントブログって更新するの難しいよね。よく稼いでるブロガーが「続けるだけで稼げる」って言うのよく分かるよ。3年5年と続けられる人って少ないようですしおすし。

閑話休題!アルバムの解説ね!
トランプ大統領が登場してからの混沌を極める世界情勢、アメリカでも格差は開く一方で、今日本も韓国とモメまくってますが、アメリカも人種差別、移民問題等から端を発するナショナリズムの台頭、ヨーロッパ、アジア、アラブとどこも一触即発の世界情勢、そんな目まぐるしい状況の変化の中で、今までBAD RELIGIONが歌い続けてきた自由、平等、寛容なんて価値観がいよいよもって崩れ去ろうとするディストピア感満載の現状に居てもたってもいられなくなっての今作のリリース、という所のようです。

なんでも前作TRUE NORTHから10か月後には17作目の制作を考えた物の、ボーカルのグレッグがソロ活動に勤しみまくったせいで、結局2016年末まで作んなかったそうな。なんだそれ?w博士頼むよ!
そして2018年から出すよ出すよとじらして、2019年に「ファックトランプの曲作ったから。俺達が歌わなきゃ誰が歌う?(意訳)」とイキり出しアルバムリリースのお知らせと先行シングル発売、そして5月にこのアルバム発売!ファンは歓喜というわけですね(笑)

まあとは言っても管理人は英語分かんないからね!(笑)
歌詞とか言ってる事とかは他のサイトで結構解説されてるから、ここではメロコアとしてどうなのかを重点的に見て行きたいと思いますよ!(笑)
お前それでよく偉そうにパンクロックのレビューサイトなんか運営してんな?っていうツッコミは無しでw

今回は2013年に加入したギターのマイク・ディムキッチ、そして2015年に加入したドラムのジェイミー・ミラーによる初の新体制アルバムとの事。その辺がサウンドに及ぼす影響はいかに?

それでは聞いていきましょう!

勝手なレビュー

1曲目「Chaos from Within」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
おっといきなりツッタンツクタンのメロコアツービートが炸裂してますよ!そしてまたもやのっけから泣きのコーラスも大炸裂!イメージ通りのBAD RELIGIONさんで安心しましたわ。
メキシコとの国境の壁問題を歌ったナンバーだそうな。敵は外じゃない内にあり!みたいな感じらしいよ。英語分かんないけどw
ほんのりハードコア風味漂うサビはありますが、哀愁のコーラスとエモいギターソロ、そして2分かからずハモリまくったまま終了!という、教科書通りのBAD RELIGION節を聞かせていただきました!
まあ1曲目の掴みとしては及第点以上でしょう!合格!

2曲目「My Sanity」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
これもBAD RELIGIONお得意のちょっと遅めで速い?なんか広がりのあるメロコアソングとなってますね。
コーラスも彼ららしい泣きっぷり。
んーでも、悪くないんだけど、なんかキレが無いというか、コクが無いと言うか、いや悪くないんだけど、ほんの少し物足りない感じ、あるんだよなぁ。どっかで既に聞いたような感じというか。
いや悪くないんだよ?(しつこいw)

3曲目「Do the Paranoid Style」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
いいねぇ。メロコアが続くねぇ!ちょっとサビのツーバスが要らないけど。X JAPANじゃねぇんだからさぁw
あそうか、ドラム変わってるのか。ちょっと力入っちゃったのかな(笑)

4曲目「The Approach」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
おー!速いの続くじゃん!いいねいいね!前作のクソっぷりを反省しての流れかな?(前作そこそこ売れてるし絶対違う)
なんか曲自体はよくあるBAD RELIGINO節の王道なんだけど、時折見せる(聴かせる)グレッグの歌い方が、なんか哀愁とか諦めを現してる様な感じがするんだよね。単にグレッグがオッサンから初老になったから疲れちゃってるのかw
んなこたぁ無い!

5曲目「Lose Your Head」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
さあようやくここへ来て遅いロックナンバーの登場です。
なんか昔だとこの手の遅いナンバーももっと攻撃的だったように感じるんだけど、この曲はなんか空間系のエフェクトかけたギターサウンドとかボーカルのエコーの感じのせいなのか、なんかBAD RELIGIONなんだけど、なんか違う感あるんだよね。
ギターが変わったからなのかな?それともプロデューサーが変わったから?それともメンバーが歳とったから?w

6曲目「End of History」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ3
これも遅めのロックナンバーですね。サビのギターリフとコーラスは秀逸だけど、ABメロとのつながりが唐突な感じはありますね。
とは言え曲自体はありがちなBAD RELIGIONの遅いやつですね。

7曲目「Age of Unreason」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
さあタイトルナンバーでもあるこの曲、再びドッタンドコタンのBAD RELIGIONらしいメロコアが炸裂です!
悪い曲じゃないんだけど、ちゃんと哀愁のコーラスもあるんだけど、タイトルナンバーの割にはなんかイマイチグッと来ないっていうか、物足りなさを感じちゃうんだけど、何だろこれ。いやこのアルバム全般にそんな感想抱いちゃうんだけどね。

8曲目「Candidate」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
さあ再び遅めのナンバーです。これは早送りかなぁ。サビ後のメロディとかどっかで聞いたような?さぁ~なぁ~てぃ♪って歌じゃないよね?早送りかなぁ。

9曲目「Faces of Grief」

泣きメロ度 速さ カッコよさ
さあまた速いのですよ!始まりは彼らが良く使う、不協和音のコードからバーン!とはじまるナンバー。
速いんだけど、ハードコア要素強めですね。
BAD RELIGIONってこういうモロハードコアっぽいナンバーって珍しいんじゃ?とは言えコーラスが叫んでるのにちょっと泣き入ってるのは彼ららしいなといった感じ(笑)
最後のベースリフは彼ららしくないけどw

10曲目「Old Regime」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5-
カッコいい。カッコいいけど、5点付けるけど、5-かなぁ。
やっぱり何かグッとは来ないんですよね。曲としてはカッコいい。なのに心の琴線に触れないというか。
今気づいたけど、そろそろ彼らのメロディラインってネタ切れ?既視感というか、既聴感ある感じがどうしてもする。まあ40年も活躍するバンドだと結構ありがちですから、責められませんけどね。

11曲目「Big Black Dog」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ2
おいおい、遅めのナンバーなのは良いけど、犬が吠えてんぞwwwそういう小ネタやる人達だったけ?w
まあ曲自体は別に…って感じ。

12曲目「Downfall」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
なんか彼ららしくないロックナンバーだなぁ。いや既視感ならぬ既聴感あるとは書いたけど、こういう変化は別に望んでないんだよなぁ。ギターの変なエフェクトまたかけてるし。
メロコアナンバーで新しい、グッとくるのが欲しいんだよなぁ。

13曲目「Since Now」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ3+
えっと、最初はなんだコレ?だったんですが、途中からスピードアップしてメロコアになりました。でも安心したのも束の間、またスピードダウンして、またスピードアップして…
いやさ、確かに変化欲しいけど、この変化じゃねぇんだよなぁ。
サビもギターソロも良いだけに、Aメロの残念さが際立ちますね。

14曲目「What Tomorrow Brings」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4+
さあ来たか?泣きのギターリフで始まる速い曲ですよ!
いやカッコいいよ。カッコいいけど、やっぱり既聴感あるんだよなぁ。いや変わらないのは良い事なのか?

14曲目隠しトラック「The Kids Are Alt-Right」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
なんか隠しトラックあったよ。2018年リリースのシングル曲ですね。「キッズアーオールライト」じゃなくて、「キッズアー”オルタ”ライト」。日本語で言えば「ネトウヨのクソガキがー!」って事ですかね。ダジャレですねw
まあトランプ大統領風なアニメからも分かる通りそういう曲なんでしょうが、ダセェんだよ。これじゃトランプの前髪すら崩せねぇだろw
だっせぇオフスプリングの曲かと思ったよwww

15曲目「The Profane Rights of Man」

泣きメロ度5 速さ4- カッコよさ4
さあさあお前ら待たせたな!ここから本気出すぜ!って感じのメロコアナンバー。もう最後なんですけど…
あっ!途中で遅くなりやがった。もういいよ。6年ぶりに楽しかったよ…w

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

ホントトランプ大統領になってからというもの、世界情勢が良い方向か悪い方向か分からないレベルで目まぐるしく変化していて、この辺でオレタチが物申さないでいつ物申すんだ!って勢いが感じられます。られます…なんだけどさぁ、、、

前作「TRUE NORTH」と違って速いメロコアが多くなって、彼ららしいアルバムに仕上がってはいるんですが、曲レビュー中にも書きましたが、グッと来ないんですよ。
悪くないんです。1分台で終わるメロコアの王道って感じで、悪くないんですけど気分が上がりきらないと言うか。

確かに速い曲多くて、どれも悪くないBAD RELIGIONらしいメロコアに仕上がってて良いんだよ。良いんだけどさ、なんかレビュー中にも散々書いたけど、既視感ならぬ既聴感があるんだよね。

歌詞わかんないから何とも言えないけどさ、目まぐるしく変わる世の中だから、新しいメロディは考えずに、簡単に思いつくメロディにして、メッセージ性に重きを置いたのかな?曲より内容って事?メロは焼き直しで良いから俺達のメッセージを聞け!って事なのか?
なんかどっかで聞いたような曲ばっかでライブやってて分かんなくならないか心配になりますwww

全体を通して見ると、なんか無難なメロコアを量産しました、って感じ。
前作のタイトルナンバー「TRUE NORTH」は間違いなく彼らの最近の代表曲としてベスト盤に入ってもおかしくない曲だったけど、今作はどれ選ぶ?って言われるとどれも微妙じゃね?って感じなんですよね。

原因は何なんだろう?ギターとドラムの加入や、プロデューサーの交代劇はそんなに影響してない気がするんだよね。前作TRUE NORTHが最初のタイトルナンバーに全想いを込めちゃって後はやっつけ仕事になっちゃった、ってアルバムだとしたら、今作はとりあえず自分たちらしいメロコアを散りばめたけど、もう頭ひねってメロディ生み出すの面倒だから、いつも思いつくメロディでとりあえず作っちゃった、って感じ。

まあ彼らも40年もやってますし、今でもこのメロコアサウンドに拘って、そして世の中にパンクスとして物申してくれて、それだけでメロコア界のレジェンドとして十分価値はあるしありがとうと言わなきゃいけないんでしょうが、TRUE NORTHのあのキレッキレの泣きメロコア作れたんだから、まだまだお前たち出来るだろ?って期待してしまいます(笑)

6年ぶりのフルアルバムって事で、次回作は何年後になるか分かりませんが、まだまだトランプさんは大統領ですし、東アジアも第二次朝鮮戦争前夜って感じだし、EUもブレグジットだ何だ言ってて、ロシアと中国、そして香港もどうなるか。

トランプになってから流れが良い方にも悪い方にも変わってるのは事実なんで、まあ世の中は注視しつつ、バッド・レリジョンよ、お前らまだまだ言い足りねぇだろう?次は泣っき泣きのヤツ期待してんぞ!と期待を込めて★5つです!ってそういうレビューじゃなかったね(笑)

PS 全曲がエピタフ公式チャンネルからYoutubeで聞けるようになってるけど、円盤の販売に影響出ない?それともこれって、Youtubeが再生回数に応じて権利者に金払う、ってのを逆手に取ってるのかな?