VOODOO GLOW SKULLS「BAILE DE LOS LOCOS」のレビュー



タイトル:BAILE DE LOS LOCOS(ベイル・デ・ロス・ロコス)

アーティスト:VOODOO GLOW SKULLS(ヴードゥー・グロウ・スカルズ)

概要

カリフォルニアのスカパンクバンド「Voodoo Glow Skulls」の3rdアルバム。メロコアの老舗「EPITAPH RECORDS」から1997年5月5日にリリース。

当時音の厚さとボーカルのイカつさ、テクニカルなのに勢いハンパない超高速スカビートで、他のスカコアバンドとは一線を画していた彼らVOODOO GLOW SKULLS。

日本ツアーも行っており、何より1stアルバムのジャケットにドラゴンボールのクリリンの絵と、「大災難」と書かれた漢字に度肝を抜かれたキッズも多かったはず。そのためスカコア、スカパンクといえば彼ら、といったイメージのキッズも多いのでは。
前作のジャケットはMOONEYES系なカスタムカーカルチャーを連想させ、これもカリフォルニア感一杯だったが、更に本作はいかにもチカーノ系パンクスを象徴するかのようなメキシカンなイラストで、やはりカリフォルニアの世界観を現しているんだろうと感じる。何より前作はスペイン語バージョンまである位だもんね。

そんな彼らのノリに乗っている当時の3rdアルバム、行ってみましょう!

勝手なレビュー

1曲目「Baile De Los Locos」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ5
いきなり超高速スカパンクナンバーの登場にテンションブチアゲですよ。
いかにもブードゥーらしいクセのあるボーカルと音の分厚さと、何となくジャズちっくな演奏がチョーヤバイ!

2曲目「Here We Are Again」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
続きましても超高速スカナンバーですよ!
なんか勢い凄いんですけど、テンポダウンするサビも全然気にならないくらい音が分厚い。
途中ハードコアなメロディラインをはさみつつ、結局彼ららしいスカナンバーに帰結するのでした。

3曲目「My Soul Is Sick」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
カッコいいコード進行で始まる、他のバンドだったら超高速ナンバーと言ってもいいでしょうが、ブードゥーの中では普通の高速スカパンクといった感じの一曲。
いやカッコいいよなぁ。スカコアの大御所になるわけだよ。

4曲目「Bullet Proof」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
ミディアムテンポでラップちっくなスカパンクナンバー。
遅いけど音は分厚い。ファックだのマザファッカッだの叫ぶアナウンスは何なんだろう。

5曲目「Elephantitis」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ4
前半は超高速で飛ばすスカコアナンバーだが、中だるみ的なテンポダウンとハードコアのような単調なメロディのせいか、ちょっとここらで飽きが出てくる一曲。気を取り直していきましょう。

6曲目「Los Hombres No Lloran」

泣きメロ度0 速さ2 カッコよさ3
いかにもなスカナンバー。「チクチッチッ」「ヘッヘッヘッヘッ」ってよくスカバンドが言ってるアジテートとともに、ホーンセクションがメインとなるインストナンバー。
管楽器のソロもあったりと、まあ楽器隊のガス抜きみたいな曲なんでしょう。

7曲目「Nazican」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
またキタ-(゚∀゚)-!高速スカナンバーだ!と思うがサビはテンポダウン。
「ナッチカン!ナッチカン!」と叫ぶボーカルとコーラスがなんだかOiパンクを彷彿させますよ。
Oiパンクやってそうな見た目してんもんな、ボーカル。

8曲目「Freeballin」

泣きメロ度2 速さ3+ カッコよさ3
ちょい速めなテンポのスカコアナンバー。どうもメロディがハードコアみたいな平坦な調子なんだよなぁ。
まあスカコアなんだから当たり前なのかもしれないけど。

9曲目「Motel Six」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ3
ミディアムナンバーかと思いきや、やっぱり高速ナンバーでしたよ。
ハードコア的な展開からテンポを8ビートに落として、こちらもハードコア的なところから、また高速ナンバーに。
スカっぽさはあまり無い曲ですね。

10曲目「The Kids Will Have To Pay」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ3
印象的なホーンセクションのリフ(って管楽器でもいうの?)がカッコいい高速スカナンバー。
サビ?的なところのテンポダウンは何なんだ。しっかしこのスカのリズムを超高速で刻むギターすげぇな!

11曲目「Nowhere Left To Go」

泣きメロ度3 速さ4+ カッコよさ3
こちらも超高速スカナンバー。途中でテンポダウンするが、元々が速すぎてテンポダウン後も十分速い。これくらいならカッコいい!
速さ5と3の間で、ちょっと早いから4+かなぁ。ライブとかで聞いたら悶絶モンなんだろうな、こういう曲って。

12曲目「This Ain't No Disco」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ2
なんだかラップ調なスカっていうか、ミクスチャー系のハードコアみたいなナンバー。てかハードコアだなぁ、コレ。

13~24曲目「題名無し」

泣きメロ度0 速さ0 カッコよさ0
こういうボーナストラックの入れ方もよく当時あったよねぇ。

25曲目「Feliz Navidad」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
ジャケットにはタイトルが記載されていないシークレットトラック。
1970年にアメリカでヒットしたクリスマスソングで、何人ものアーティストにカバーされた曲だそうな。
てか最初こそスカ調でカバーしているが、有名なサビの部分はメロコアってかスピードパンクになっちゃってカッコいいぞ。
「ユワナウィッシュアメーリクリスマッ♪」って有名でしょ?でもこのアルバムのリリース5月だぜ?何だったんだろうw

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

もはや説明はいらないスカコアパンク界の重鎮、ブードゥー・グロウ・スカルズ。
今作も彼らお得意の超高速スカパンクナンバーが目白押し!こりゃ当時のキッズ達にもウケたわけだよねぇ。

ルックスもカッコいいもんね。ジャケットの裏表紙には顔が切り貼りされたユーモラスなメンバーたちが写ってるけど、実際ライブ映像なんか見るとイカつくてヤバいよね。

やっぱりラップとかローライダーもそうだけど、パンクロックだっていかにもな白人よりチカーノの方が雰囲気出ててカッコいいもんね。カリフォルニアっていう土地柄もあるんだろうけど。やっぱり反体制みたいな音楽だから、マイノリティとの相性も合うんだろうか。

スカコアを聞こうっていうなら、彼らは欠かせないバンドですよ!