
eastern youth「口笛、夜更けに響く」のレビュー
そんな彼らのエモと言ったら怒るのだろうが、スキンズ系のスピードパンクから音楽性も思想もエモへ変化した初期の頃、荒々しい勢いに溢れる本作、後に流行ったなんだか上品な気怠いエモバンド達と違い、パンク特有のスピード感が全面に出ていて非常にカッコいい1枚!
昭和50年代生まれが1990年代を引きずったまま勝手に評価するメロコアレビューサイト www.melocorepunk.com
そんな彼らのエモと言ったら怒るのだろうが、スキンズ系のスピードパンクから音楽性も思想もエモへ変化した初期の頃、荒々しい勢いに溢れる本作、後に流行ったなんだか上品な気怠いエモバンド達と違い、パンク特有のスピード感が全面に出ていて非常にカッコいい1枚!
まづみて分かる通り、何だか1stアルバム「GRIP」の雰囲気を感じません?それもその筈、このジャケットのテーマは1stアルバムのジャケットで自転車に乗っていた少年が、あれから20年経ち、父親となり子供を乗せて同じ風に自転車に乗っているという、
全曲日本語タイトル、日本語詞であり、歌詞も詩的で、従前のパンクバンド、メロコアバンド達が歌っていた反体制や政治的メッセージや自己批判、内省などとは一線を画し、かといって青春パンクのような湿っぽさとも違う独特のメロディックパンクである。
ハイスタンダードの横山健プロディースというふれ込みで発売された彼らの1stアルバム。ハイスタンダードの主宰するPIZZA OF DEATH RECOREDSより第2弾アーティストとして1997年2月21日発売(プロデューサーでもあるハイスタの「Last of Sunny Day」の2ndプレス再販、およびSHERBETの1stアルバム「SHERBET」と同日リリース)。