GARLIC BOYS「ナルシスト宣言」のレビュー



タイトル:ナルシスト宣言

アーティスト:GARLIC BOYS(ガーリックボーイズ)
初版版のジャケット
再販版のジャケット

概要

1985年に結成され、一旦活動停止したものの、現在も活動中のベテランパンクバンド「GARLIC BOYS」の5枚目のアルバム。
初版のリリースは「ROTTEN ORANGE」より1993年だが、メロコアキッズには、1997年10月5日に、7枚目のアルバム「LOVE」のリリースにあわせてジャケットが新装され再リリースされた物の方がメジャーだろう。管理人もジャケットは初版よりそちらのあのおバカなジャケ写のイメージだし。
ちなみに管理人が持ってるのは、何故か初版なんだよねぇ。

まあなんで再販されたかって言うと、これは管理人の憶測だけど、まあメロコアブームに乗っかったからだろうね。
まあメロコアブーム初期からガーリックボーイズが所属する「ROTTEN ORANGE」レーベルは有名だったし、活動休止前まではハイスタの横山氏が社長を務める、「PIZZA OF DEATH RECORDS」に所属してたもんね。あ、今もそうかな。
「AIR JAM」にも1997、1998と出演してたし、メロコアじゃないんだけど、くくりとしてはメロコアバンドだったよね。音はゴリゴリのスラッシュコアな感じだけどw
だけどハードコアともファストコアとも言えないような、妙に哀愁漂う流麗なメロディラインは、やっぱりメロコアが一番近いのかなぁ。

まあそんなんで有名どころ、大御所バンドとも言える「ガーリックボーイズ」わざわざブーム全盛期に再販されたほどの今作、レビューです!

勝手なレビュー

1曲目「ナルシスト宣言」

泣きメロ度2 速さ3+ カッコよさ3
最初1分くらい、よくわかんない音と、「ナルシスト宣言」と言う複数人の声が入り、曲が始まれば今で言うデスボイスというか、グロウルではじまり、音もメタリック感ハンパ無いっていうね。
てかさ、こんな事言ってたらガーリックボーイズのレビューなんか出来ないんだけど、歌詞ヒドすぎwww

立つチンコ張り裂けるチャック

ANAL 顔射できず 萎えるサオ

ウケるんだけど。ガーリックってさ、言うならエロエモだよね。「エモコア」ならぬ、「エロコア」、「シモコア」。
再販版はわかんないけど、この初版のジャケット、歌詞カードの写真もひどくて笑うwww

2曲目「納得だ!私も」

泣きメロ度2 速さ5- カッコよさ4
重めなメタル風味ではじまるファストコアナンバー。
ぱっと聞くと、マジなファストコアかと勘違いするが、歌ってる内容をよーく聞くとなんだかおかしい。
まあガーリックだからしょうがない。
この変な歌詞をこのハイレベルなハードコアパンクに乗せていくってのも、結構ヤバいよねぇ。
さすが日本のパンク界に君臨するベテランだけあるわぁ。

3曲目「怒りのもんた・泣きの小金治」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ3
タイトルのインパクトもさる事ながら、楽曲もファンにはお馴染みとなっている一曲。
しかしさぁ、管理人は「みのもんた」氏の「午後は○○思いっきりテレビ」は知ってるよ。あの電話相談のコーナーっていつまでやってたっけ?「怒りのもんた」ね。
「桂 小金治」氏の方はさぁ、確かに「感動のご対面」みたいな番組、小さい頃よく見た記憶はあるけど、それが桂 小金治氏の番組だったかは、もう覚えてないよなぁ。「それは秘密です!!」って番組だったらしいけど、1987年で放送終了してるし。それが「泣きの小金治」らしいよ。
まあ1993年リリースだもんなぁ。思いっきりテレビだって、2007年まで放送してたとは言え、もう10年。時代感じちゃうよなぁ。これから聞きだす若い子わかんないよねぇ。

4曲目「アブノーマル・グルーブ」

泣きメロ度3 速さ5- カッコよさ2
これもヒドイ歌だなぁwww演奏のクオリティとの落差がマジ月とスッポンくらいあるよw

極太バイブ!アナルバイブ!二穴攻め!あ......

って何だよwww

5曲目「万歳!!ぐうたら人生」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
歌詞www
てかさ、もう才能だよね。この歌詞をさ、まるで空耳みたいにこの無駄にハイクオリティなファストコアに埋め込んでいくんだもん。
外人が歌ったら、もう日本の歌だと思わねぇよwww

6曲目「メンタルホスピタルII」

泣きメロ度 速さ カッコよさ
何だろう、変なインストナンバーなんだけど、歌詞カードの説明書きが怖いよ。
精神病院をイメージしたにはオカシイ曲調だし、芸術かよwww

7曲目「狂気の沙汰も金次第」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
ボサノバでも始まるんじゃないか、と思いきやグロウルですよ。安心しました。
歌詞的には、まあ現代にも通じるお金の問題を唄ってるんですね。なんかここまでコレだから、真面目な歌詞に見えてくるのが怖い。

8曲目「パッパヤ・ワイセツ」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
変態というか、性犯罪の歌なんですね(もはや淡々とレビューwww)。
サビの

オレはいなせ卑猥な痴漢

命がけだぜ出歯亀人生

何、名パンチラインを刻んでんだよwww

てかさ、曲のレビューした方が良い?www
曲的にはね、この曲に限らず、後年出てきたラップを絡めてメタルっぽい音だす自称「ミクスチャー()」バンドの1万倍カッコいいからね。

9曲目「パパ」

泣きメロ度2 速さ4- カッコよさ2
まーた何だかよく分かんねぇ展開で始まったよ。
この歌詞さ、多分世の父親の8割くらいこの気持ちなんじゃね?
不倫するようなクズの思考ってこのまんまでしょ?
それで息子が誇りとかクソみてぇな事語らないで欲しいよね。息子にしてみたら、不倫するようなオヤジなんて誇りじゃなくてホコリだから(誰がうまいことを言えと)

世の女性達に、男のクソさを伝えるには、この唄の歌詞を提示すればそれで説明終了だねwww

世の中の男の5割はこういうクズで、残り5割の男は、頭じゃ不倫だ浮気だ考えるけど、パートナーとか相手の女の子が可哀想とか、おてんとさんに見られてる的な罪悪感から行動には移さないだけじゃない?言い過ぎ?
でも男をdisる分には、ポリコレ警察も来ないからなぁwwwホント都合の良いポリコレだよなぁw

あ、曲についてね。サビは演歌調だし、もうサウンド面まで遊び出したぞwww

10曲目「輪廻転生」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
これもファストコアとしてカッコいいナンバーだよ。歌詞さえ見なければwww
でもこの歌詞、意外と真面目なんじゃね?
管理人はこれ、結構気に入ったぞ。

これがリリースされた1993年っていうと、地下鉄サリン事件前のオウム真理教が、何だかヨガ団体が巨大化した変な新興宗教みたいな扱いで、麻原彰晃がよくテレビとか出てたよねぇ。
シャクティパットとか言って、死んだ人を死んでないとか言い張ってた宗教団体があったのはこの後だっけ?
最高ですかー?(サイコーデース!)なんてやってたとこもデカかったよねぇ。
そんな新興宗教ブームみたいな時代背景もあるのかな。

今ヨガとか流行ってるけど、なんであそこら辺って、スピリチュアルとかオーガニックとか言い出すの?まあそれは良いんだけど、あれ系のヤツ、麻原のせいで余計悪い印象ついたの間違いないよなぁ。
本気でああいうスピ系な活動してる人には怒られちゃうだろうけど、どうもオウムと被るもんなぁ。

11曲目「泉北にんにく軍団」

泣きメロ度2 速さ5- カッコよさ3
自己紹介的なアレなのか?テーマソング?
まあ曲的にはファストコアです。歌詞も、聞き取らなきゃ、そういう風に聞こえます。
しかしすげぇよなぁ。これ、マジで作ってるんだもんなぁ。
ここまで演奏とワケわかんなさのクオリティが高いから、このレベルに昇華してるんだろうなぁ。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

えーっと、言わずと知れたガーリックボーイズの、まだメロコアブーム前のアルバムですね。

しかしこれをさ、ブーム全盛の1997年と、ブーム末期の2000年に再販してるのも凄いよなぁ。
まあこの管理人の持ってる初版に既に、

これを聞かずに、モッシュができるか!
疾走怒涛のラディカルサウンド!
狂喜渦巻くモッシュピットに、スラムとダイブの嵐を呼ぶ!

だもんなぁ。
80年代~90年代の、あのまだまだパンクがアングラだった頃の怖さが漂ってるよ。このおどろおどろしいパンクの怖さを、カラっと明るく突き抜いちゃったのが、メロコアでありハイスタなんだろうね。

しかし、ジャケ裏に「SPECIAL THANKS」が書いてあるのは定番だけど、「Thanx for Night Life」って書いてあって、エロ本の名前が列記してあるのマジウケるwww
これ再販版にもあるのかなぁ。

しかしさぁ、このゴリゴリのスラッシュコア寄りの音に、グロウルで迫りくるアホでシモな歌詞w、これは唯一無二だよね。そんじゃそこらのバンドじゃマネできないよ。
ここから25年近く経つけど、なんかアングラシーンにこういう人達いるけど、「NATURE DANGER GANG」とか有名だけどさ、ここまで真面目に狂ってるのなかなかいないぜ?
ああいうアングラ系の人って「狙ってやってます。オレ面白いでしょ?」的なウザさが隠せないんだけど、ガーリックにはそれが無いもんね。

まあでもね、面白いけど、メロコア的目線で見るなら、この後のアルバムを買った方が幸せになれるよ。
ライブで盛り上がってんのは、このアルバムにはあんま無いから。
ライブで定番の、「泣き虫デスマッチ」とか、「あんた飛ばしすぎ」、「YOKOZUNA」とかのカッコいい泣きメロ系、あれはこのアルバムには無いから。

まあ前衛アートみたいなの好きな人とか、アングラ好きなら、押さえておいて損はない作品だと思う。
単純にパンクが聞きたいなら、ここは通らなくて良いと思う。管理人の感想はそんな感じだね。