NO USE FOR A NAME「DON’T MISS THE TRAIN」のレビュー



タイトル:DON’T MISS THE TRAIN(ドント ミス ザ トレイン)

アーティスト:NO USE FOR A NAME(ノー・ユース・フォー・ア・ネーム) 
1枚目:1992年版 2枚目:2001年再リリース版
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概要

ノー・ユース・フォー・ア・ネーム(通称:NUFAN)の2ndアルバム。1992年10月13日にNEW RED ARCIVESから発売、2001年10月23日にFat Wreck Chordsから再販となっています。大分古い時代のアルバムです。メロコアブレイク前夜って時ですかね。ハードコア寄りな音作りですが、既にメロディラインは泣きを見せ、NUFANらしいメロコアサウンドの原型が垣間見れます。

勝手なレビュー

1曲目「Born Addicted」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ5
1曲目からカッコいいですよねぇ!アルバム全体通して結構音は薄っぺらいんですけど、全然そんなの気にならない。1992年にして、メロコアの完成形です。タイトルの直訳は「生まれながらの中毒」らしいです。この疾走感とメロディ、中毒になりますよね。曲中、テンポの落ちた所からのギターソロへ至る流れは震えます!

2曲目「Thorn in My Side」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
初期NUFANの特徴である、ルート音のみ上がっていくようなミュートも混ぜた早いギターのバッキングが心地いいですね。メロコアっていうよりハードコア寄りですが、2分ちょっとを爽やかにダークに駆け抜けます!

3曲目「Looney Toon」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
結構速いテンポで始まる曲ですが、Aメロに入った途端更にスピードアップ!イマイチ泣き切らないメロディーですが、震えるようなトニーの声がそれを補ってちゃんとメロコアになってます。

4曲目「TollBridge」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
ミディアムテンポの曲、と言ってもBPMは分かりませんが8ビートとしては結構速いほうだとは思います。あんまり遅い曲は好まない管理人ですが、この曲は聞いてられますね。途中の転調からギターソロへの流れはなかなかいいと思います。コード進行とかテンポがPENNYWISEの名曲「Same Old Story」に何となく似てるんですよね。PENNYWISEの方が後発ですけど。

5曲目「Hole」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
イントロで「あれ、前曲に続いて遅い感じ?」と思っていると、ちゃんとテンポアップして初期NUFANぽいメロコアになります。終わり方が不思議な感じですが、悪くないですね。

6曲目「Another Step」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
イントロがアニソンのヒーロー物のような展開で始まり、続いてのイントロのギターリフからAメロもベタベタな泣きまくりメロコアっぽく始まりますが、Bメロとサビがそこまでメロディアスではない。惜しい!ですが十分カッコいい曲です。

7曲目「Don't Miss the Train」

泣きメロ度4 速さ2 カッコよさ3
タイトルトラックの登場です。悪いメロディーではないのですが、何故ミディアムテンポなの?このアルバムの顔なのに。でもサビの「♪ドンミッシュチュレイン♪ドンミッシュチュレイン♪ドンミッシュチュレイン~」と唄うトニーの泣きそうな声が中毒性ありますね。「tr」のネイティブな発音が身に付きますw

8曲目「Watching」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
こちらも泣くには泣きますが、あまり抑揚のないメロディラインですね。悪くは無いですよ。しかしそれをやはりトニーの独特な唄い方がカバーしててカッコいい。

9曲目「Punk Points」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
これは間違いなくカッコいい!同時期の日本のV系のようなイントロのギターと震えるようなスクリーム。欲を言えばサビにもうちょっと抑揚があればカッコいいのに、でもそのサビのメロディラインの平たさが初期NUFANの味なのだ、と言われればそうだなとも思いますが。

10曲目「Tan in a Can」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ3
やはりサビのメロディが平たい速い、このアルバムの王道敵なメロディラインです。サビが「♪田中~田中~」に聞こえるのは管理人だけでしょうか?途中転調したり忙しい曲ですね。

11曲目「Death Doesn't Care」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ2
再びミディアムテンポの局。悪い曲ではないんでしょうが、このアルバムの疾走感の中では捨て曲に感じてしまう。

12曲目「Get Out of This Town」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ3
イントロがなくいきなり始まる疾走感のあるナンバー。途中ベースラインとボーカルラインがユニゾンしたり、テンポチェンジがあったり忙しいのですが、それがあんまりカッコよくない。電車が走り去る音でフィニッシュです。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

1992年にして粗削りですが既にメロコアと言っても十分納得できるこのアルバム。NUFANは管理人も大好きです。レビューにも散々書きましたが、なぜかメロディアスな展開で始まってもサビのメロディが平たくなってしまうんですよね。まだまだ80年代ハードコアの影響が残っていたんでしょう。ギターなどリズムもどこか当時の日本のV系や昨今のアニソン的な日本人的メロディが感じられるんですよね。メロコアが日本で流行った理由の一つなんでしょうか。音も薄っぺらいんですが、トニーの苦しそうな震えているような歌声と、ちょっと安定感に欠けながらも疾走するドラムのリズムで、メロコア好きには気持ちよく聞ける1枚だと思います。