FAT RANDY「FAT RANDY」のレビュー



タイトル:FAT RANDY(ファット ランディ)

アーティスト:FAT RANDY(ファット・ランディ)

概要

今となってはネット上にもほとんど情報の無く、詳細は不明だが、日本のスリーピースパンクバンド「FAT RANDY」が「MEASURE LABEL」ってところの「魂/KON」というパンク部門からリリースした、バンドと同名のアルバム。1998年10月14日リリース。

どうやら1996年に結成されたようで、1998年にこの一枚のアルバムのリリースのみで、その後は忽然と情報が途絶えてしまった。
同レーベルからリリースされたコンピ盤には、「INDIAN-Hi」、「NICOTINE」、他にリリースされたアーティストとして、「ジャックバドラ」といった有名どころも名を連ねたようだが、本当にネット上じゃ情報が無い。当然管理人も2000年以降はパンク界隈から離れたため、まったく分からない。

バンド自体は、その後「The Overflow」と名を変え活動していたようだが、こちらも詳細不明。

その後2010年頃に新曲のリリース告知がなされ、”FAT RANDY is back now!”と銘打たれ、YouTubeとMySpaceにて楽曲がアップされたようだが、その後の詳細も全くわからない。
下記がその時の動画。


聞いてお分かりの通り、悪くない。と言うかカッコいい。

さてそんなないないづくし(内藤やす子かよw)なアーティストのCDをなぜ管理人が持っているのかもよく思い出せないが、多分当時「Indies Magazine」とか「Ollie」とか買ってたから、その辺の雑誌で広告か何かを見て購入したんだと思う。通販だったのかなぁ。店頭だったかなぁ。全然思い出せない。ただ、あーカッコいいじゃん!って思ったのは覚えてる。
まあ普通に買えたんだから、それなりに売れてはいたんだろう。
ちなみにジャケットと同じデザインのデカいステッカーと、缶バッジがオマケについていた。

帯には、

魂/KONが放つ渾身の一撃!!FAT RANDY 1st.ALBUM PUNK KIDS 必聴の一枚!

との説明書きがある。
裏には「デモテープ常時募集!次は君だ!!」とも。あー、良い時代だなぁ。

そんな詳細不明なれど、当時確かにキッズへ情報と音源は届いていた、そんな「FAT RANDY」のアルバム、レビューです。

勝手なレビュー

1曲目「Several time」

泣きメロ度5 速さ4- カッコよさ5
イントロの歪んだギターとイントロの進行からまるで「SOBUT」を彷彿とさせるようなカッコよさ!
うっすらどっかで聞いたような気がする展開とメロディだけど、ダミ声で歌う「TSUYOSHI OGINO」氏がホント当時っぽくて良い!てか当時は当時っぽいとか思わねぇよなwカッコいい。

後半はテンポダウンしっぱなしなんだけど、何だろう?このエモさと、ベースラインがブリブリうねるからか、カッコいいんだよ。

2曲目「Dirty shoes」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ5
疾走感溢れるメロコアサウンドは続きます。
どっかでうっすら聞いたようなデジャブ感はありますが、悪くない、カッコいいです。
ただ、この曲の雰囲気は、ダミ声ボーカルに甲高いコーラス、これ、「SHERBET」とか「THUMB」にクリソツじゃね?
うっすらデジャブ感の原因はこれかなぁ。

3曲目「I hate it」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ5
こちらもエモい重厚なスピードパンクが炸裂してますね。うっすらデジャ(ry
しかしここまで全部ドラムが途中で8ビートに落ちてるぞ。でも最初にも書いたけど、なんだかそれを感じさせないカッコよさがあるよね。
途中の唐突なスカビートに面食らうけど、悪くないよ!

4曲目「What do you live for?」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
遅めな8ビートで始まるパンクナンバー。エモさはかわらず暑苦しいカッコよさwww
しかし、このアルバム全般に言えるけど、このチープみが凄い雑なコーラスいいよなぁ。パンクはこうじゃなきゃなぁwいやバカにしてるんじゃないからね。

5曲目「Be a loser」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ4
最初は走るけど、始まれば前曲と同じような曲調の8ビートナンバー。
前述したチープで雑なコーラスがくどいwwwよく息が続くよなぁ。
ただ、途中2ビートでスピードアップし、そこのコーラスラインは一瞬「SOBUT」「PRESSURE」にも引けをとらないか、とさえ思ったね。

6曲目「I want to break it」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
一転スカコアナンバーですね。
カッコいいし、悪くないんですが、ありきたりなナンバーなんだよなぁ。

7曲目「Knock that door」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
これもイントロのデジャブみが強いんだけど。今聞くとこの「おーおおおーおおーおー」ってコーラス、青春パンクかと思っちゃうよなぁ。
これもスカビートを織り交ぜーの、キャッチーな青春パンク風メロディ、まあ聞き込めばそんなに悪くないかも。
ちょっとしつこいけどね、その「おーおおおー・・・」が。

8曲目「The sun comes up」

泣きメロ度3 速さ4- カッコよさ4
またもや「SHERBET」ちっくな展開のナンバーだ!まあ悪くないんだけど、これ、当時叩かれたりしなかった?大丈夫?
これこのまんまシャーベットとかサムがやっても違和感ねぇぞ。
まあそれだけ完成されてる、と言う事にしておこうw

9曲目「Under that mask」

泣きメロ度5 速さ5- カッコよさ5
これもイントロのデジャブ感が強いけど、まあこんなコード進行なんて100万とあるだろうからまあ良いと思う。
それよりそこからのエモさはなかなか特筆モン!サビの泣きメロとコーラス、これもっとミックスを上手にしてあげればかなりカッコいい曲に仕上がると思うのになぁ。いや、このままでもカッコいいんだけどさ。

10曲目「Blitzkrieg bop」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ3
ご存知ラモーンズの名曲の、なぜかスカカバーです。
「違うだろぉー?そこはメロコアカバーだろこのハゲ―!」と言いたくなりますが、きっとこの時スカがメンバーの中でマイブームだったんだろうなぁ。唐突にスカをぶっこんでるとこ多いもんね。
まあ途中から裏打ち2ビートにはなるんで、まあメロコアカバーとは言えなくも無いんですがね。

しかしボーナストラック扱いなのは良いけど、裏ジャケにはクレジットないのに、中ジャケには10曲目として普通に書いてあるって言うね。版権的な問題なのかね?

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

いやー懐かしいなぁ。十ウン年ぶり、20年近くぶりに聞いたよ。
いや全然通用するよ。カッコいいよ。当時だって「カッコいいバンド出て来たな」って思ったもんね。

なんだか勿体ないね。これだけカッコいいのにさ。
きっと1998年10月って言ったら、もう雨後の筍、ハイスタフォロワーで溢れかえってて、
「○○(地名)のメロコアシーンで絶大な支持を誇る××(バンド名)、満を持して△△(レーベル名)からリリース!その泣きのメロディとヤバいサウンドを全メロコアキッズはチェックせよ!」
みたいなキャッチフレーズのバンド、山ほどいたよねぇ。
まあこの「FAT RANDY」は管理人がどっかで知ってCD買って持ってるくらいだから、それなりに頭一つ抜きん出てたんだろうけど、とは言え、これ1枚でひっそりいなくなっていったんだから、食ってけなかったんだろうなぁ。
せめてこれが1996年、最低でも97年前半にリリースされてたら、もうちょっとヒットしたんじゃね?

でもさ、そんな事考えてたら、本当懐かしくなったよ。
このバンドの事は全然わかんないけど、このCD買ったとき「カッコいいな」って思った事は思い出したし、その頃の情景まで思い出したもん。

この、もう消え入りそうだった遠い記憶と懐かしさ、この辺をくすぐってきたのが、ハイスタの「The Gift」であり、今話題になってる安室ちゃんのドコモのCMなんだろうね。
ハイスタのファン層の世代と、アムラー、コギャル世代ってモロ被りだもんなぁ。マジ懐かしいよなぁ。

当時メロコアキッズだった管理人は、小室ファミリーとかクソみそテクニック...じゃなかった、クソミソにバカにしてたけど、今だとそれすら懐かしいもんな。安室ちゃんとか、MAXとか、バカにしつつ、イヤらしい目で見てたしwww
安室奈美恵のCD、買おうかなwww

なんて当時をしっぽり振り返れたこのアルバムのレビュー、良かったよ。

もう新品じゃ手に入んないから、聞きたいなら中古盤を探す事になるんだろうけど、ヤフオクに500円以下で沢山出てたよ。
てか、沢山出回ってるって事はやっぱり売れてた?

まあそんな感じで、安く手に入ったら、是非聞いてみて!90年代の空気感が詰まってるから!
あ、VOODOO GLOW SKULLSの曲に同名のがあるみたいだから、間違えないでね!←間違えねぇよw