HUSKING BEE「GRIP」のビュー



タイトル:GRIP(グリップ) 


アーティスト:HUSKING BEE(ハスキング・ビー)

概要

またまた日本のメロコアシーンを語る上で欠かす事の出来ない1枚の登場です!
ハイスタンダードの横山健プロディースというふれ込みで発売された彼らの1stアルバム。ハイスタンダードの主宰するPIZZA OF DEATH RECOREDSより第2弾アーティストとして1997年2月21日発売(プロデューサーでもあるハイスタの「Last of Sunny Day」の2ndプレス再販、およびSHERBETの1stアルバム「SHERBET」と同日リリース)。PDCA-006のクレジット。
泣きのメロコアのオンパレードであり、前述の「SHERBET」とともに、当時のキッズで持ってないヤツはいなかったほどメジャーな1枚。今と違ってまだCD-Rなんて無くて、買えないキッズは友達から借りてカセットへ必死にダビングしていた最後の時代ですね。
後にメロコアからエモへとなり、解散、再結成を経て2016年12月に最新アルバムをリリースしている。
このCDもやはりハイスタの「Last of Sunny Day」およびSHERBETの「SHERBET」と同日の、2000年2月23日にPDCA-016のクレジットにて再プレスされている。

勝手なレビュー

1曲目「ANCHOR」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ5
いきなりイッソンの特徴的なボーカルの洗礼を浴びる展開。テンポはやや遅めながら、特に間奏らしい間奏も無くひたすら終わりまで突っ走る、今でいうエモい1曲。

2曲目「8.6」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
彼らが広島出身である事を考えれば、というか日本人ならこの数字でどんな歌なのかピンと来るだろう。ダークな内容なのに明るめのメロディが復興した現在(といっても20年前だが)の彼ら含めたキッズたちへ忘れちゃいけないとメッセージを送り続けている。そこの部分はちゃんと転調し、正にメッセージといったメロディ。ただ、ちょっと歌詞が聞き取りにくいwww

3曲目「WALK」

泣きメロ度5 速さ3 カッコよさ5+
もう説明の必要もないほどの神曲。90年代メロコアBEST10を選ぶとしたら、必ずTOP3以内には入るであろうほどの有名曲。といってもミディアムナンバーであり、メロコアではないのだが、速いやつしか聞かない管理人もこの唄はノリノリで口ずさむ。歌詞が聞き取れず、「♪ばいばいばぁい」と口ずさんでいた管理人含めた当時のキッズ達も今じゃ皆35歳以上なんだろうなぁ。あの作業用の裸電球がゆらゆら揺れる中で演奏しているカッコいいPVが、YouTubeでもニコ動でも見つからないだよなぁ。ビデオは捨てちゃったしなぁ。また見たいな。

4曲目「THE SHOW MUST GO ON」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ5
レオ・セイヤーって人の1974年のヒット曲のカバーらしい。当時の邦題は、「道化師の孤独」だそう。HUSKING BEEの手によりすっかりメロコアナンバーへとアレンジされていてカッコいい。しかしこれどういう繋がりが?メンバーの誰かがファンなのか?

5曲目「DON'T GIVE A SHIT」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
疾走感溢れるパンクナンバー。途中テンポダウンするが、何故かほかのバンドみたいにテンションまで下がらないんだよなぁ。この感じは音なのか、イッソンの声のなせるものなのか。だから後にエモバンドとして名を馳せたのか。

6曲目「SHARE THE JOY OF OUR TOUR」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
ミディアムアップテンポのキャッチーで爽快なナンバー。カッコいいですよ。まあそれだけ。

7曲目「BEAR UP」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ4
ハスキン独特のかすれ声で突っ走るメロコアナンバー。展開も速めでなかなかテンションブチアゲだがそんな気持ちも僅か1分ちょっとで終演。

8曲目「QUESTION」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ3
ちょっと毛色の変わったミディアムナンバー。「♪クエスチョン、クエスチョン」と38 & Lovelyなるクレジットの女の子達が連呼すると、それとかみ合わないのに馴染んでいるイッソンの声がやたら耳に残る。

9曲目「ONLY WAY」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ4
再びアップテンポなメロコアナンバー。途中の転調からのラストの切ない泣きメロ展開は必聴!これぞエモな泣きのメロコアだ!

10曲目「DON'T CARE AT ALL」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ4
エモい展開のメロコアナンバーが続きセンチメンタルな気持ちが高まるが、これも僅か50秒ほどで終わってしまう。「ドケーアロッ!」というコーラスがキャッチーで耳から離れない。

11曲目「GO IT ALONE」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ3
スネア頭打ちを多用した8ビートナンバー。悪い歌ではない。聞きこむほどに味の出るスルメソングといった感じ。

12曲目「MY OWN COURSE」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
エモっぽいイントロで始まり、サビからはテンポアップしたメロコアナンバーに。またエモっぽいリフが繰り返され、といった展開。「♪オナニー、ワサビー」と空耳した管理人の心は腐っている。

13曲目「BEAT IT」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ3
あの某「整形じゃないよ」氏の世界的大ヒット曲とは同名異曲。「ビレッ」じゃなくてこっちは「びびーびびーれー」と唄っている。マイケルのカバーも聞きたかったな(もはやまともにレビューしていない)。

14曲目「ALL YOUR LIFE」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ2
最後の最後でまさかのアコースティクナンバー。というより弾き語り。えー最後にこれかぁ。まあこんな終わりもアリかなぁ。と当時思ったところに!?

15曲目「THE SHOW MUST GO ON」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ2
トラック的には14曲目のままなのだが、14曲目が終わってから10分の無音部分を経て再開するトラック。4曲目のボーカル録音時のテイクだと思われるが、よくわからない。こういう無駄なボーナストラック、当時流行ってましたよね。買ってきたアルバムを聞き終わると、大体最後の曲が終わってからしばらくはラジカセのカウンターを注視していたものです。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

これぞ当時の日本のメロコアシーンの一翼を担ったハスキンの1stであり真骨頂!
速い!短い!メロディアス!な上にちょっと歌詞が聞き取れないハナモゲラ英語が特徴のジャパニーズメロコアの王道です!
イッソンのかすれるような震えるようなクセのある歌声と、その独特なルックスから繰り出されるミスマッチなおセンチメロディに当時のキッズは心撃たれたワケですねぇ。

封入されていた手書き風の歌詞翻訳カードと、「take a grip on a hundle and.....」(原文ママ)と書かれ、当時流行ったイーグルタイプのバイカーヘルメットを被ってサングラスをし、だらしなく腰まで下がったリュックを背負い、ジーンズロールアップにオールスターを履いた少年が荷台を外したHONDA BENLY CD50に乗って颯爽と走っている写真も封入されてます。
コレですよ、コレコレ!当時の10代のキッズのスタンダードスタイル!ベンリー50とかYB-1、スーパーカブなんかをオシャレにカスタムして乗り回す。管理人もご多分に漏れず当時はベンリー50から中免を取ってTW200へとステップアップしたクチ。あー懐かしいなぁベンリー50。バイク、スカチューンとか流行りましたよねぇ。

(hundleじゃなくてhandleだよねぇ?きっと言いたいの。)
やっぱりドンズバこの世代を狙ってたんですねぇ。
久々に聞いたけどイイわぁ。しばらく移動の時カーステレオでヘビロテだなこりゃ。

これから日本のメロコアを聞き始めようって人は必聴の1枚!


このアルバムから20年後の2016年、再び自転車少年が走り出した!
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HUSKING BEE「Suolo」のレビュー
まづみて分かる通り、何だか1stアルバム「GRIP」の雰囲気を感じません?それもその筈、このジャケットのテーマは1stアルバムのジャケットで自転車に乗っていた少年が、あれから20年経ち、父親となり子供を乗せて同じ風に自転車に乗っているという、