SAVE FERRIS「it means everything」のレビュー



タイトル:it means everything(イット ミーンズ エブリシング)

アーティスト:SAVE FERRIS(セイヴ・フェリス)

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概要

アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジカウンティーのスカパンクバンド、「Save Ferris」の1997年9月9日発売の1stフルアルバム。前年にバンド同名の「Save ferris」というマキシを出しているため、実質2ndアルバム。
かの有名な、「Dexys Midnight Runners」の「Come on Eileen」のスカパンクカバーをした事でもよく知られ、同曲はこのアルバムよりシングルカットもされている。

全面にホーンセクションと歪の薄いスカギターのカッティングがフューチャーされ、誰が聞いても紛う事なきスカビートとなっている。

このアルバムは40万枚という彼らのベストセールスを記録しており、ここからシングルカットされた2曲がビルボードトップ100へ同時ランクインし、世界中のラジオ局でヘビロテされたり、日本とメキシコで音楽チャートトップ10入りを果たすなど快進撃を見せた。

なんか2000年代前半、もうメロコアブームも過ぎ去った頃に、ホンダの軽自動車ライフのCMでLike A Virginのカバーが流れていたのをうろ覚えですが記憶にあります。「おー、Save Ferrisかー、昔聞いたなぁ。」なんて当時思ったくらい、その時はもうメロコアなんて過去の物って意識になってましたからねぇ。

なんかメンバー脱退、分裂から数年間のブランクと裁判沙汰まで経て、2013年からまた活動再開しているそうな。アメリカも日本もメロコア界を取り巻く状況は似たようなもんみたいですね。

犬の帽子をかぶったアジア人ベーシストがいるが、ビル・ウエチさんというらしい。Save Ferrisの初代ベーシストで現在は脱退しているそうな。日系人なんでしょうね。

勝手なレビュー

1曲目「The World Is New」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
のっけから爽快なスカナンバーで始まるこのアルバム。韻を踏んだサビのメロディとスカビートが、このアルバムの展開を想像させワクワクさせてくれる。このアルバムからのシングルカット第2弾でもある。

2曲目「Nobody But Me」

泣きメロ度4 速さ3- カッコよさ3
引き続きノリノリなスカビートで爽快な気持ちが継続される。やや哀愁漂うメロディは秀逸である。途中のテンポダウンがノリを下げてしまうのが玉に瑕。

3曲目「Superspy ♰」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
スカビートを基調としながら、怪しげな雰囲気漂う、何ていうの?こういう旋律って。サイコビリーでよくあるような悲哀漂う、まるで50年代のアメリカのジャズのようなカッコいいメロディ。

4曲目「Come On Eileen」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ5
出ました!「Dexys Midnight Runners」のスカパンクカバーであり、シングルカットもされたこのナンバー。原曲をほぼ踏襲しながらも、高速スカナンバーへと変貌しています!文句無しにカッコいい!Vo.のモニークも声が伸びるねぇ。

5曲目「Goodbye」

泣きメロ度5 速さ3+ カッコよさ4
再びジャジーな泣きメロで始まり、んー遅いけど中々いいな、なんて思ってると、2バース目からテンポアップ、スカビートとベースのうねりがジャジーなメロディに絡み合い、モニークの伸びやかでセクシーな声と相まって最高の雰囲気。大人のスカパンクって感じの良曲!シングルカット第3弾だった。

6曲目「Sorry My Friend」

泣きメロ度3 速さ3- カッコよさ4
ふたたび爽快なスカナンバーの登場。良くも悪くも教科書的なスカパンクが続くが、途中のホーンセクションからテンポダウンしまどろっこしい。ちょっと耐えれば続くギターソロからはちゃんとテンポアップし、そのまま最後までちょっぴり甘酸っぱいメロディに乗せられ走っていくナンバー。

7曲目「Lies ♰」

泣きメロ度3 速さ1 カッコよさ2
暗い旋律をともなうスローナンバー。まあこの流れなら聞いてもいいけど、メロコア的視点でみたら早送りかなぁ。

8曲目「Little Defferences」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
王道的なスカ調のメロコアの遅い曲って感じのナンバー。韻を踏んだ歌詞が聞いていて心地よいが、特にそれだけ。もう1段階テンポアップしてくれればカッコよさ段違いなのにと感じてしまうのは耳がメロコアを基準にしすぎなのか?

9曲目「Spam ♰」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ4
爽やかなギターリフとホーンセクションから始まるアメリカの晴天を思わせるようなナンバー。高域が伸びるモニークのボーカルが印象的。まるでディズニーとかのテーマソングにありそうな曲(ディズニーではないが、1曲目は機関車トーマスのプロモに使われたそうな)。

10曲目「Under 21 ♰」

泣きメロ度2 速さ3+ カッコよさ3
爽快なスカナンバーが続く。夏の青空の下でのBBQで有線放送かなんかでかかってたら雰囲気だろう。まあこのアルバム全編通してそんな感じ、ってかスカパンクってのがそういうジャンルなのだが。

11曲目「Everything I Want To Be」

泣きメロ度2 速さ3- カッコよさ3
スローなスカビートで始まるこの曲。途中からディストーションギターのリフを合図にテンポアップ!そこからの展開はノリノリでカッコいい。ギターソロ後の畳掛かるようなモニークの歌い方は中々震える。そしてちゃんとこれで終わりですよーといった感じの展開となり、アルバム、フィニッシュです!

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

メロコアブームに付随してスカコアなる言葉が生まれ、そこへアメリカから黒船襲来という感じでやってきたSave Ferris。このアルバムは彼らの初期の代表作であり、スカパンク、スカコアを聞き始めるにも入門編として最適な1枚!

ただ知名度の割に、40万枚しか売り上げてないだけあって、中古版の流通は豊富とは言えなそうですねぇ。

しかし歌詞の最後に付く「♰」や「#」「**」はなんの識別記号なんだろう。