THE OFFSPRING「IXNAY ON THE HOMBRE」のレビュー



タイトル:IXNAY ON THE HOMBRE(イクスネイ オン ジ オンブレ)

アーティスト:THE OFFSPRING(オフスプリング)

概要

1984年結成のカリフォルニアの超絶有名メロコアバンドである「THE OFFSPRING」の4thアルバム。コロムビアレコード(ヨーロッパではエピタフレコード)より1997年2月4日リリース。

前作「SMASH」の世界中で売上1100万枚というメガトン級大ヒットにより、一躍メロコアブームの立役者となり、一気にスターダムにのし上がったのは良いが、アメリカのwikiによると、どうもEPITAPH RECORDSのBrett Gurewitz氏が大ヒット作「SMASH」をメジャーレーベルに売りつけようとしていたらしく、バンドはずっとエピタフで活動したかったのにその行為が気に入らずモメたようだ。セルアウトじゃなかったんだね。セルアウトさせられたんだね。そして最も金額の低いコロムビアレコードへ、当てつけのように契約したらしい。オフスプリング、意外とパンクじゃん!ちょっと見直したよ。しかしブレットひでぇなwクソじゃんwww なんだか難波章浩vs横山健の「警告」事件を思い出しちゃったよ。

「ブレットに強制されたと思ってるヤツらにそう思わせないために、俺達の意思でコロンビアと契約したんだぜ!」「メジャーレーベルよりクソなヤツのためにレコーディングしたんじゃねーぜ!」(意訳あり)ってボーカルのデクスター・ホーランド氏は語ったそうな。
アルバム収録曲以上にレコーディングしてたらしいけど、それもこのアルバムに入れてたらヤバかった、みたいな話をギターのヌードルズ氏が語ったらしい。色々あったのね。

ヨーロッパでのみエピタフからリリースってのも、詳細な理由はwikiに書いてないけど、やはりBrett Gurewitz氏との意見の相違のためだそうな。モメまくりじゃんw そりゃドル箱だもんなぁ、金にしたいよなぁ。

前作よりは少ないも売上枚数は300万枚。全米ビルボード200チャートで9位、オーストラリア、フィンランド、ニュージーランドのチャートで2位、カナダ、フランス、そして日本のアルバムチャートで3位と大健闘ですよ。

そんなゴタゴタお家騒動からのメジャーレーベル移籍第一弾アルバムである今作、管理人は内容的には前作よりメロコア感が増しててこっちの方が好きなんだよねぇ。それではレビューしていきましょう!

勝手なレビュー

1曲目「Disclaimer」

泣きメロ度0 速さ4 カッコよさ2
何言ってるかわかんないけど、なんか英語で演説のようにまくしたててる声とともに、バックではなんだか明るめなテンポの速いオケがなっているという、まあ導入部分ですね。

2曲目「The Meaning of Life」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
これ無茶苦茶良曲ですよ。オフスプリングって変な曲多くてセルアウトっぽいけど、やっぱりちゃんとメロコアバンドじゃん!と再認識できます。
BAD RELIGIONとかNUFANなんかみたいに、泣きのコーラスを入れず、メロディのみで泣いている気持ちの良いメロコアサウンド!最後サビを何回か繰り返す展開なんか、そのサビのメロディが泣きまくりでマジ気分が高揚しますよ。
神曲といっても良いレベルのメロコアサウンド!このアルバムからシングルカット第2弾です!当然でしょう!

3曲目「Mota」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
速いやつ続きますよー!これも中々良いんですが、前曲が泣きまくってただけに、これは良くも悪くもオフスプリングのよくあるメロディー展開って感じで、一段レベルは落ちる感じですねぇ。「モタァー」と低い声で叫ぶところなんか、オフスプリングのよくあるワルノリ系で、ここもメロコア的カッコよさで見るとマイナスポイントですねぇ。

4曲目「Me & My Old Lady」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
なんだかオリエンタルなメロディのミディアムナンバー。捨て曲ですね。でもこういう方が一般受けは良かったりするんですから困ったもんです!?

5曲目「Cool to Hate」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
速いやつ来ました!今よく日本でも耳にする「ヘイト」という単語がやたら出てくるナンバー。いつから「ヘイト」って日本でメジャーな言葉になったんだろうな?例の共産党がらみの自称、学生若者左翼政治団体が使い出したからかな?「ディスる」とか「コミットする」とか、どんどん英語が増えてって中年キッズには意味不明ですよ。

6曲目「Leave It Behind」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ3
これも速いやつなんですけど、あんまりカッコよくない。なんだろう、2曲目「The Meaning of Life」のレビューでも書いたけど、泣きのコーラスが入らない分、メロディが泣いてたら最高にカッコいいんだけど、泣きのコーラスでの誤魔化しが入らない分、メロディがちょっとでもフラットだと、とたんにカッコよさが下がってしまうのかもしれないね。

7曲目「Gone Away」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ2
アメリカンテイストなミディアムロックナンバー。管理人的には捨て曲ですが、これも世間ウケは良いんだろうなぁ。だからシングルカット第3弾なんだろうなぁ。

8曲目「I Choose」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ1
またまたミディアムロックナンバー。こういうのちょいちょい挟むからセルアウトな感じが醸し出されてしまうんですよね。そのセルアウト疑惑を肯定するかのように、これも第4段のシングルカット曲だし。早送り!

9曲目「Intermission」

泣きメロ度0 速さ1 カッコよさ1
また1曲目と同じ声で英語で「ウェルカム トゥ インターミッション」と言って音楽がかかる。曲は「TEA FOR TWO(邦題:二人でお茶を)」という1925年のヒットソングらしい。どっかで聞いた事ある曲である。途中「あー」「あー」とオッサンが喘いでいる。なに気持ちよくなってんだよwww まあ管理人は「二人でお茶を」より、梓みちよの「二人でお酒を」の方が好きだなぁ。どうでもいいね。失礼しました!

10曲目「All I Want」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
来ました!アルバム発売前の1996年12月31日に先行シングルとして発売された、本作のパイロットソングとも言える極上メロコアサウンド!これも泣きまくりのキャッチーなメロディとテンポダウンせずにひたすら突っ走るドラム、曲の疾走感を作り出すベースラインとギターサウンド。力入れて作ったんだろうなぁ。これは文句無しにカッコいい!神曲で間違いない!アメリカのwikiによると、もともとからかい半分でBAD RELIGION風に難しい英語を使った歌詞で作ってたらしいが、エピタフのブレットの前で演奏した時、アコースティックか何かでやれ(?)と言われて、拒絶されたと感じてオフスプリングっぽい歌詞に書き直したらしい。モメる火種を作るなwww てかもうモメてたからそんな事したのかな?分からんが。そのBAD RELIGION風におちょくった歌詞バージョンの方がむしろ聞いてみたいんだが。PVも男が裸になりながら走っている映像で、サイケ風になったり、大昔の飛行機や車の事故映像があったり、顔の無い人がピアノを弾いていたり、とにかく意味深な仕上がり!


余談:プレイステーション2の人気ゲーム「CRAZY TAXI」の挿入歌としても日本では知名度があり、その当時サビが「ドーラエモーーン」にしか聞こえないと話題になりました。その当時流行したMAD(当時はFLASHだった)なるものもここに貼りつけておきますよ。

DORAEMOOOON!

11曲目「Way Down the Line」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ3
続きましても速いヤツなんですが、明るめのメロディで泣きが無いんですよねぇ。あんまりカッコよくは無い。それなのに神曲の後なんて残酷ですってばwww 最後はテンポダウンしてよく分かんないギターリフがペロンペロン続いて終了。

12曲目「Don't Pick It Up」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
何故か唐突なスカナンバー。意外と悪くないんですが、前作で「What Happened To You」ってスカ調の神曲があったからなぁ。あれ以上にカッコいいスカナンバーは多分無理だろうなぁ。

13曲目「Amazed」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ1
またしてもミディアムなロックナンバー。なんだか何も印象に残らないまま終わってしまいました。

14曲目「Change the World 」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
前作「SMASH」の最後、シークレットトラックに収録されていたフレーズが、ついに曲としてお目見えです!あのフレーズのイメージ通りな展開のメロコアナンバーとなっております。ちょい泣きコーラスも手伝って、意外と悪くないサウンドに仕上がってますよ。曲終了後はまたもや無音が続くので、何かあるのかと聞いていると、「シャーッ」とCDのヘッドの動く音がして1曲目に。なにもありませんでした。何なんだよ!1分ちょっとの無駄な時間返せよ!

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

これも前作「SMASH」ほどではないにしろ、300万枚と十分大ヒットと言って良い売り上げで、当時のキッズは皆聞いたであろう有名アルバムな訳ですが、今回レビューを書くにあたり、アメリカのwikiを見て、はじめてそんなEPITAPHとの確執があるってのを知ったよ。まあ管理人が当時からオフスプリングにあんまり興味無かったってのもあるのかもしれないけど、本当当時情報が無かったからさ。今の今までオフスプリングにセルアウト的イメージを持ってたんだけど、それがちょっと見る目変わったよね。

エピタフって何か本体のBAD RELIGIONともゴタゴタなかったっけ?ブレットが意外とクソなのか?よくわからんけど。

それはさておき、アルバム自体の出来は、これメロコアバンドとして十分合格ラインですよ。ちょいちょい変な曲あるけど、概ねメロコアと言って良い仕上がりでしょう。特に先行シングル「ALL I WANT」と第2弾シングル「The Meaning of Life」は神ってますよ。文句無し!この2曲のためだけにこのアルバムを買ってもいいくらい。

今聞くと、そんなゴタゴタした怒りを叩きつけるかのようにも聞こえてしまった今作、オフスプリングのカッコよさを認識したいならオススメです!