Hi-STANDARD「Last of Sunny Day」のレビュー



タイトル:Last of Sunny Day(ラスト オブ サニー デイ)

アーティスト:Hi-STANDARD(ハイスタンダード)

 
1枚目:初版ジャケット(後に回収)、 2枚目:再販ジャケット

概要

言わずと知れた、1991年結成の日本のメロコアパンク界の草分けバンドであり、現在もオリジナルメンバーで再結成され邦楽メロコア界のトップをひた走る「Hi-STANDARD」
そんな彼らの1994年6月30日発売の1stミニアルバムであり、自身らのレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」の第1弾リリースCDでもある。

歌詞カードを見ても何言ってんだかちょっとよくわからないジャパニーズイングリッシュを駆使するスタイルはその後の後追いメロコアバンド達に多大な影響を与えた(でもまだハイスタは英語上手い方だよね)。

CD発売まで詐欺紛いのすったもんだの末、結局TOY'S FACTORY内に自主レーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」を立ち上げての発売となった。初版のジャケットはレゴブロックを使用していたため、レゴ本社よりクレームが付き回収されたという、1stアルバムから大物っぷりを発揮した。その後ジャケット写真をダイヤブロックに変更し再販されたというヒストリーを持つ。レゴもケツの穴がちっちぇーな。

再販版も帯のPIZZA OF DEATHのロゴが旧タイプの差し替え版と、帯のロゴが現在と同じ(上画像参照)で背ラベル表記が微妙に異なるPDCA-001でも1997年2月21日再販のものと、PDCA-011となり2000年2月23日再販のものがある。(両日ともに同じPIZZA OF DEATH RECORDSより、ハイスタの盟友とも言えるHUSKING BEEの1stアルバム「GRIP」と、SHERBETの1stアルバム、「SHERBET」がついでのようにリリース、および再販されている。)

勝手なレビュー

1曲目「WHO'LL BE THE NEXT」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ5
メロコアキッズ達が何度聞いたかわからないであろう、当アルバムの記念すべき1曲目。
この後に続くハイスタサウンドが既に全開で耳を直撃。当時の表現を借りるなら「イキナリチョーヤバい!」wwwテンション上がりまくる1曲目である。

2曲目「DIGGING UP THE GROUND」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
お次もノリノリなハイスタサウンドが炸裂している。
ちょっとねちっこい難波のボーカルと相まって、ほんのちょっとセンチメンタルなナンバーである。

3曲目「SUNNY DAY」

泣きメロ度4 速さ4ー カッコよさ4
2曲目からギターのフィードバック音が途切れずイントロになるという展開。
序盤はノリノリのメロコアサウンドだが、後半はスローテンポとなってしまう。そのため速さは4-とする。
前曲からのセンチメンタル感が継続され、夏の夕暮れに聞きたい1曲となっている。

4曲目「FALL」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ4
こちらの曲の展開もテンポやコードが目まぐるしく変わり、その後の邦楽メロコアの楽曲進行に多大な影響を与えたのではないかと思われる。
がなるようなKENと思われるコーラスの無骨さがカッコいい。これも途中でテンポダウンしてしまうがそんなに気になるほどではない。

5曲目「YOU AND ME」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
ハイハット4発からのギターのスイッチング奏法で始まるわりには、歌い出しはスローテンポ。
後のハイスタが歌うスローテンポなミディアムナンバーの基本がこの曲の時点ではっきり見て取れる。
ミディアムテンポでもダルさを感じないのは、KENの野太いハムバッカーサウンドと、ツネの手数の多いテクニカルなドラミングの賜物だろう。

6曲目「HEAD OVER HEELS」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
ラストナンバーにふさわしい、ハイスタ得意の切ないメロディに速くはないのに疾走感のある曲進行で「あぁ終わりなんだなー。」というおセンチな気分になる一曲。
だが2分を過ぎた辺りでちょっとアップテンポなナンバーに転調し、ライトハンドのような始まりのギターソロから静かなベースライン上で難波ががなったりセリフ調に歌ったりと、「終わりたくないよぅ」、といった感じの足掻きにも聞こえる。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

いややっぱりハイスタって奇跡ですよ。日本のメロコアは彼らから始まったと言っていいでしょうね。
難波のあの声とベースボーカル、横山健のギターサウンドとコーラス、恒岡章のテクニカルなのに一糸乱れぬドラミング。そしてこの流麗なメロディーラインを高速ビートに乗せていく。
3人のキャラもゴリゴリのパンクスではなく半ズボンにサンダルの90年代風なそこらのアンちゃんって感じで好感が持てて、90年代半ばの空気感にバシッとはまった。
当時の小室哲哉を代表としたダンスサウンドには乗れず、同じく全盛期だったヴィジュアル系でもないしなぁ、パンクっても所謂ハードコアや初期パンクってんじゃ無いんだよなぁ、っていう10代のキッズ達の心を鷲掴みにした。そして何より、インターネットも無い時代に、テレビには殆んど出ないのに空前の大ヒット。その影響か今じゃ30代半ばから40代の狭い世代でしか懐かしがられないからね。この後テレビでの露出も無いのに10代が夢中になった日本のサブカルチャーって初音ミクまで出てこなかった気がする。そんな奇跡のバンドだと思ってます。
おっと、長文すぎたね。バイアスかかり過ぎだ。でもそういう事ですよ!

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