NO USE FOR A NAME「¡Leche con Carne!」のレビュー



タイトル:¡Leche con Carne!(レーチェ・コン・カルネ)

アーティスト:NO USE FOR A NAME(ノー・ユース・フォー・ア・ネイム)

概要

言わずと知れた泣きメロの雄「NO USE FOR A NAME」通称:NUFANの4作目のアルバム。1995年2月15日にFAT WRECK CHORDSよりリリース。

「¡Leche con Carne!」とは「牛乳と肉」という意味のスペイン語らしい。よくわからんが、ジャケットではスケーター風の恰好をした妖怪みたいなキャラが冷蔵庫で確かに肉と牛乳を食べて「BURP!」とゲップしている。

メロコアブーム初期の1995年発表であるが、彼らの初期の頃から少しサウンドが変わり、後々NUFANらしいとされる泣きのメロコアが目白押しとなった今作。サウンドの変化と関係があるのかは知らないが、当時超絶ヒットを飛ばしていた「THE Offspring」の「SMASH」ツアーのサポートとしても回った後、ギタリストとベーシストがメンバーチェンジとなったそう。

この後泣きのメロコアの代表格としての地位を築くが、以前からあった泣きメロからハードコアっぽさが薄れて、泣っき泣きの正統派メロコアといったサウンドが確立された原点的な一枚。

勝手なレビュー

1曲目「Justified Black Eye」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
いきなりゴリゴリの泣きメロナンバーが襲来ですよ!文句なしのカッコよさ!
この後のNUFANの泣きメロサウンドの方向性が見えた一曲といった感じですね!

2曲目「Couch Boy」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
続きましても泣きまくりメロコアナンバーですよ!前曲がカッコよ過ぎると、次の曲は相対的にカッコ悪く感じるものですが、これはそこそこ健闘しているでしょう!
僅かに見え隠れするハードコア感はありますが、まあサビも泣いてる方で、「合格!」って感じですね。

3曲目「Soulmate」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ3
ミディアムテンポですが、結構な有名曲ですよね。常々このブログにも書いてるように、速いメロコアより遅いテンポのロック調の方が一般受けするっていう見本ですね。これの速いの聞きたい!

4曲目「51 Days」

泣きメロ度5 速さ5 カッコよさ5
来ましたよゴリゴリの泣っき泣きメロコアナンバー!ドラムのスピードも一段上がって、文句なしのオール5!
サビのハモリなんか失禁モン!息つく暇なくNUFANらしい哀愁メロディが貴方の耳に襲い掛かる!
外人の曲にしては珍しい、途中で転調なんかあるも、最後までツタツタ2ビートで突っ走り、2分13秒を駆け抜ける!神曲!

5曲目「Leave It Behind」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ3
ミディアムなロックナンバー。神曲の後なので、このくらい方向性が違った方がメリハリついていいのかもね。

6曲目「Redemption Song」

泣きメロ度3 速さ5 カッコよさ5
ボブ・マーリーの1980年の彼の代表的ナンバーのカバーだそうな。それを彼らNUFANはしっかり自分たちのメロコアに落とし込んじゃっててカッコいい!元曲の良さをちゃんとメロコアとして昇華させてる良曲!

7曲目「Straight from the Jacket」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ3
ミディアムで暗めなロックナンバー。BAD RELIGIONがよくやってそうな感じの展開の曲。後半にかけて何だか気怠い感じの漂う展開。

8曲目「Fields of Agony」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ4
再び正統派なメロコアナンバー!泣きメロっぽさは落ちるも、ちょっとダークな感じのメロディと、泣きのギターソロが絶妙!悪くない一曲。

9曲目「Fatal Flu」

泣きメロ度4 速さ4+ カッコよさ4
前半はミディアムなロックナンバーかと思って聞いてると、1分を過ぎたころから突然のドラムのテンポアップと「ギューン」というギターのピックスクラッチを合図にカッコいいメロコアナンバーへと変貌する。そして2分頃からまたミディアムナンバーへと逆戻りし終了。いい曲なんだから全編裏打ち2ビートでやってくれよ。

10曲目「Wood」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ4
イントロのギターリフが日本のV系バンド「L'Arc~en~Ciel」のデビューシングル「Blurry Eyes」のイントロに似てるなぁ、と当時思ったのを覚えてます。良く聞けば全然違うんだけどね。悪くないんだけどなんだかイマイチ泣きが足りないんだよなぁ。かといってハードコアっぽいわけでもないんだよねぇ。

11曲目「Alone」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ5
いきなり歌から始まるメロコアナンバー。爽快感に溢れるちょい哀愁系のスピードパンク。アルバム後半にふさわしい切なさと、ギターソロから入る早口でまくしたてるフレーズのカッコよさは中々。良曲!

12曲目「Exit」

泣きメロ度5 速さ5 カッコよさ5
もったいぶったイントロ部分を経て哀愁系フレーズなギターリフでまだ引っ張るのかい!って始まりが否応にも期待を高めてくれるいかにもNUFANといった感じの泣きまくり哀愁メロコアナンバー!これもオール5でしょう!カッコいいもん!

12曲目隠しトラック

泣きメロ度 判定不能 速さ3 カッコよさ3
12曲目がやけにギターのフィードバック音を残して終わり、その後無音が3分ほど続いた後に始まる隠しトラック。「The Cars」の"Just What I Needed"、 「Green Day」の"Basket Case"、「Missing Persons」の"Words"、「Berlin」の "The Metro"、「David Bowie」の"Space Oddity"、「Toni Basil」の"Mickey"、「The Knack」の"My Sharona"、「Twisted Sister」の"We're Not Gonna Take It"、「Pat Benatar」の"Hit Me with Your Best Shot"、「Yes」の "Owner of a Lonely Heart"、そして「Aerosmith」の"Walk This Way"とメドレーのように歌ったりフレーズを弾いたりしていく。何かジャケットにも特に記載ないし、著作権とか版権関係大丈夫なん?って心配になってくるw

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

いやぁ、泣き具合いいですねぇ。さすがNUFAN!
NO USE FOR A NAMEがスタイルを確立したともいえる本作はその後のアルバムと並べて聞いても遜色ない泣きメロ具合でカッコよくて、管理人も当時からよく聞いてたんだよね。

本当神ってる曲が何曲も入ってるアルバムってどのアーティスト見てもあんまりないんだけど、NUFANはコンスタントにそれだからね。本当凄いバンドですよ!マジでTonyの死が悔やまれるね。

というわけで、管理人はこのアルバム聞き込み過ぎてて、曲も良すぎてなんか特筆すべき感想があんまり出てこないんだけど、まあ1995年と思えないメロコアクオリティだから、聞いてないリスナーはモチロン、元キッズも再び聞いてみてもいいんじゃない? ハズレ無し!メロコアの教科書!神盤!