聞いておきたいメロコアバンド 海外編
これからメロコアを聞こう!というリスナーの方へ、メロコアって何から聞いたら良いの?という疑問に答える、
「メロコア初心者にオススメ!聞いておきたいメロコアバンド 海外編」
このバンドを聞いておけば、メロコアの基礎はマスター!っていうおすすめバンドを、(管理人の主観で)網羅しています。
元キッズやマニアからしたら、「○○が抜けてるよ!」「××を入れろ!」とかありそうですが、概ねマニアの同意も得られるかと(汗)
まずは洋楽メロコアの基本となるバンドのご紹介です。オススメの洋楽と言っても、メロコアがそもそもアメリカ西海岸発祥の音楽なので、カリフォルニアのバンドばかりですが(汗)
それではまずは海外のバンドから、行ってみましょう!
ご紹介するバンド一覧
BAD RELIGION(バッド・レリジョン)
カリフォルニア州ロサンゼルスにて1979年に結成された、代表的メロコアバンド。
メロコアの定義を確立したと言っても過言ではない彼らの、「速い・短い・メロディアス」を地で行くスタイルは、正にメロコアクラシックス。
ギタリストの「Brett Gurewitz」氏が主宰するレーベル「epitaph records」は、メロコアレーベルとして世界で最も有名だろう。
オススメのアルバム
3rdアルバム「suffer」
1988年発売。シーンを確立したと言われている1枚。
まずはコレを聞いて、メロコアの基本を押さえよう!
7thアルバム「Recipe for Hate」
1993年発売。日本の人気ロックバンド「MAN WITH A MISSION」のモチーフになっていると思われるアルバム。
管理人はマンウィズっての聞いた事ないから知らないが、彼らのファンなら押さえておいて損は無いと思う。
初期ベスト盤「All Ages」
1995年発売。初期BAD RELIGIONの名曲、神曲が22曲も収録された初期ベスト。
初期の彼らをサラッと振り返るには正直この一枚で十分である。
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NOFX(ノーエフエックス)
こちらもカリフォルニア州ロサンゼルスにて1983年に結成された、ベテランメロコアバンド。
明るいメロコアパンクが特徴的。
ボーカル、ベースの「ファット・マイク」氏は、そのキャラクターと、「FAT WRECK CHORDS」という、epitaphと双璧をなす有名メロコアレーベルの運営で、日本での知名度も高い。
オススメのアルバム
2ndアルバム「S&M AIRLINES」
1989年発売。初期の粗削りな彼らのメロコアパンクが聞ける。
この80年代な感じの音は、彼らだけでなくメロコア界の初期を知る意味でも聞いておきたい。
7thアルバム「so long and thanks for all the shoes」
1997年発売。メロコア全盛期と言う事で、まさに王道のメロコアで攻めた一枚。
90年代後半の、彼らもメロコアシーンも全盛期の頃の音は必聴。
PENNYWISE(ペニーワイズ)
カリフォルニア州ロサンゼルスにて1988年に結成されたメロコアバンド。
ハードコア寄りな重厚な音とスピードで、BAD RELIGIONと並んで代表的メロコアバンドに上げられる事が多い。
前ベーシストの「Jason Thirsk」氏の自殺という悲しい事件を乗り越え、現在も活動中。
オススメのアルバム
3rdアルバム「about time」
1995年発売。PENNYWISE初期の名盤であり、メロコアブーム時には盛んに日本でも紹介された。
4thアルバム「FULL CIRCLE」
1997年発売。メロコアブーム真っ只中の勢いと、「Jason Thirsk」氏の自殺を乗り越えるかのように叩きつけられた激しい攻撃的なサウンドは必聴。
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The Offspring(オフスプリング)
カリフォルニア州オレンジカウンティにて1983年に結成されたパンクバンド。
メロコアに限らない多様な音楽性を持つ。
一般的にメロコアと言えば彼らの名前が出るほど知名度は高く、メロコアシーンというものを世の中に定着させたとも言える。
オススメのアルバム
3rdアルバム「smash」
1994年発売。全世界で1100万枚を売り上げるという、怪物ヒットを飛ばした。
内容はメロコア一辺倒ではなく、多彩な音楽性なのだが、パンクロックと言うものを世界中に再び知らしめた、という意味では聞いておく必要がある。
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GREEN DAY(グリーン・デイ)
カリフォルニア州バークレーにて1987年に結成された3ピースパンクバンド。
The Offspringと並び、お茶の間にまでメロコアというものを押し上げたと言っても良いくらいの知名度を誇る。
オススメのアルバム
3rdアルバム「dookie」
1994年発売。なんとこのアルバムは全米1000万枚、全世界で2000万枚を売り上げるという、メガトン級のヒットを飛ばした。
「GREEN DAY」及び「メロコア」という物を、世間に定着させ、The Offspringとともに90年代メロコアブームの一翼を担った。
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NO USE FOR A NAME(ノー・ユース・フォー・ア・ネイム)
カリフォルニア州サンノゼにて1986年に結成されたメロコアバンド。
日本人好みなマイナー調のいわゆる「泣き」のメロディに速いリズムのパンクロックで、日本にもコアなファンが多い。
Vo.GuのTony Sly氏は2012年に死去。メロコアヒーローの死に音楽界は悲しみに包まれた。
オススメのアルバム
4thアルバム「Making Friends」
1997年発売。エモーショナルなメロコアを提供していた彼らの、シーン全盛期にリリースされた一枚と言う事で、日本人好みな泣きのメロコアのオンパレード。
ベスト盤「All The Best Songs」
2007年発売。26曲(再販版は28曲)72分というボリュームで、彼らのベスト作が網羅されている。
初心者にはこれ一枚でNUFANの魅力は存分に伝わるはずだ!
8thアルバム「The feel good record of the year」
2008年発売。彼らの最後のアルバムとなっている。
全盛期の「泣き」や「勢い」は薄れたものの、成熟した彼らの「大人の」演奏が聞ける。