GREEN DAY「nimrod.」のレビュー



タイトル:nimrod.(ニムロッド)

アーティスト:GREEN DAY(グリーン・ディ)

概要

「The Offspring」と共に、90年代半ばに世界中にメロコアブームを巻き起こした立役者「GREEN DAY」の5thアルバム。
1997年10月14日に、フランク・シナトラが創業した「Reprise Records」よりリリース。

なんだか英語よく分かんないけど、wikiとか見ると、「dookie」の超絶大ヒットに続き、次作「Insomniac」も全米で200万枚を売り上げるなど商業的にはそれなりに成功であった。しかし、バンドは売上も落ちたし、プロモーション等でデカい箱で演奏している自分たちに納得がいかなくなっていったと。それで前作のプロモーションツアーで行く予定だったヨーロッパを疲労とか言ってキャンセルしたとか。

前作「Dookie」のレビューはコチラ

GREEN DAY「Dookie」のレビュー
カリフォルニア州バークレーのパンクバンド、「GREEN DAY」の3rdアルバム。1994年2月1日発売。全米で1000万枚以上、全世界で2000万枚を売り上げる、世界一売れたパンクロックのアルバムでしょう!売上、知名度の大きさから、オフスプリング、ランシドと並ぶ当時のメロコアの代名詞であり、パンク、メロコアファン以外の普通の音楽リスナーからの人

音楽的にも色々やりたかったりしたようで、その間36曲以上も作ったそうな。スゲェな。
しかしレコーディングでは、ホテルに4カ月も缶詰になり、ストレスからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう...じゃなかった、ストレスからか、メンバーが裸でホールを歩いて部屋をノックしたり、ドラムのトレ・クール氏は部屋の窓からテレビを投げ落としたりしたそうな。何していらっしゃるんですかwww

なんかプロモーションでも、タワレコにスプレーでいたずら書きしたり、ドラムを投げつけたり、何してまんねんwww
またこれだけ色々なタイプの曲をやりながら、ライブには他の楽器隊を連れて行かなかったりと、革新してぇのか保守的でいてぇのかよくわからん。

また、1998 KROQ Weenie Roast ってフェスで、「Third Eye Blind」ってバンドの「Arion Salazar」が「Mike Dirnt」氏に走り寄り油断した隙にベアーハグと言われるプロレス技を掛けたらしい。当然二人はステージ上で口論となるが、その時に運悪く飛んできたビール瓶が「Mike Dirnt」氏の頭を直撃、マイク氏は頭蓋骨骨折を受傷してしまったんだとか。おいおい。どうもファンがビール瓶を投げたみたいだそうな。何だか結構物騒だなぁ。

アルバムの話に戻るけど、なんかプロデューサーともギクシャクしてたのか知らないが、もう3コードのパンクには疲れていたそうで、色々やりたい、という事を具現化していったみたい。お陰でバンドとして大分成長したとの評価を所属レコード会社の社長からもらったと。それってパンクなのか?そういうとこか?このバンドが荒れてるのって。
なんか英語わかんないから、ニュアンスとか行間が読みとれないんだけど、まあ苦労したって事ね。

なんか、この人たち、常にこの、「売れ線バンド」、まあいわゆるセルアウト行為と、「リアルなパンクロックバンド」、との自身らのギャップに苦しんでるみたいね。まあ、そうなるわな。

でもさ、この人たちいなかったら、正直「BAD RELIGION」とか「NOFX」「NUFAN」「PENNYWISE」なんていうバンド達じゃ、狭いコアなマニアのシーンしか作れなかったと思うんだよね。
そもそも「GREEN DAY」と「The Offspring」がヒットしなければ、日本だってあんなにメロコアが盛り上がったかな?
ハイスタだって、コアなマニアの中でこそ伝説的になっただろうけど、ニッチな領域を出なかった気がする。
ある意味セルアウト、ってか、良くも悪くもメロコアって物を一度大衆にウケさせたからこそ、その後玉石混合とは言え、様々なメロコアバンド達が世に出て行ったんじゃないかな、なんて妄想をしちゃいますねぇ。お陰で「10代の青春といえばメロコア!」みたいな、今せっせと「The Gift」を買ってるような、管理人含めた元キッズ連中を生み出してくれたんですから、グリーン・ディさんは我々エアジャム世代の生みの親と言っても過言ではないでしょうよ。

まあ結局、今作もしっかり200万枚を売り上げ、各方面からも高評価を受ける等、まあ大成功!って感じだったみたいですよ。

まあそんな苦労の末、様々な音楽性を取り入れて出来上がった、新生GREEN DAYとも言える本作、レビューです!

勝手なレビュー

1曲目「Nice Guys Finish Last」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
1発目はご挨拶ってか、従前のグリーン・デイらしい明るいパンクナンバー!
このアルバムから4作目のシングルとして、1999年3月23日にシングルカット。

決して速くないし、泣きもエモくもないけど、カッコいい。てかハイハットをちゃんと8つ打ってる8ビートとしてみたら結構速いけどね。ドラムに限らずギターも、この速度で唄いながらブリッジミュートのダウンピッキングで弾き続けるのも、結構腕力要るよ。

歌詞はバンドの弁護士やマネージャーとの事を書いているそうな。
というわけで、エピソードを読むとどれだけ色んな音に挑戦したのかな?と思うけど、まず一発目はいつものグリーン・デイでした!

2曲目「Hitchin' a Ride」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
このアルバムからのシングルカット第1弾!
なんだかアラビアンな弦楽器の音で始まり、なんだかいかにも昔のアメリカ、みたいなコード進行のロックナンバー。
とはいえそのサウンドはしっかりとグリーン・デイですね。
これは良い方向に音楽性が変わった、って言っても良いですね。
遅いけど、まあ、良いんじゃない?

3曲目「The Grouch」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
歪抑え目のギターで始まる、なんだか爽やかなナンバー。爽やかに「♪ファッキュー」って歌ってるのはウケるw
曲調とか展開はGREEN DAYなんだけど、そのサウンドが爽やか。
想像するに、シングルピックアップのギターで軽いオーバードライブをかけた程度のバッキングが印象的。
前曲とはベクトルが正反対、ネガポジ反転と言った感じですかねぇ。

4曲目「Redundant」

泣きメロ度4 速さ2 カッコよさ2
売れ線狙いなおっそいロックナンバー。1998年5月26日に、シングルカット第3弾となった。

まあそもそもグリーン・デイに、ツタツタ泣きメロパンクを期待してる人なんて居ないし、それは管理人も承知してるから、こんな遅い曲でも、「クソがーーー!」とはならないけどね。
一般ウケは良いでしょうね。まあ良いから何百万枚も売れたんだろうけどね。

5曲目「Scattered」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
さて、ここへ来てまたGREEN DAYのスタンダードとでも言うような、ストレートなパンクロックナンバー!
でも何だろう、確かに従前のグリーン・デイと違って、カッチリしてる感はあるよね。すごいスムーズに流れていくような。
しっかしドラム、この8ビートのハイハット8つ打ちをよくやるよなぁ。カッコいい!

6曲目「All the Time」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ2
捨て曲感漂うロックナンバー。音はGREEN DAYだけど、あんまりカッコよくはない。

7曲目「Worry Rock」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
さあまた売れ線狙いな爽やかなロック来ましたよ。
でもこれは、ちょっと良い感じじゃない?なんだか、
70年代のフォークっぽい、と言っても日本の学生運動系ではなくて、アメリカのフォークソング的っていうか、歌謡曲的なメロディと泣き具合を感じるんだがw途中の歌メロと同じようなフレーズのギターソロとかね。

8曲目「Platypus (I Hate You)」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
ここへ来て裏打ち2ビートの高速パンクロックナンバーの登場です!
これもイメージ通りのGREEN DAYっぽいよなぁ。ライブの中盤でやりそうな曲。GREEN DAYのライブとかあんま映像見た事ないけどさ。
ちょっとコード進行がありがち、って感じだけど。

9曲目「Uptight」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
グリーン・デイの遅い歌、って感じの曲。
1曲目を遅くしたバージョンってイメージかな。実際曲展開も似てるし。売れ線狙いなのかなぁ。
まあしかし、こんな曲でもドラムがハイハット8つ打ちをキメてくるとこには、パンクとしての意地を感じるよねぇ。

10曲目「Last Ride In」

泣きメロ度0 速さ1 カッコよさ1
よくわかんないインストナンバー。サーフミュージックですね。
管理人がこの曲にタイトルを付けるなら、「開店前のビアガーデン」かなw

11曲目「Jinx」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ4
なんだかキチガイみたいなカウントで入る、これまたいかにもGREEN DAY!って感じの高速8ビートパンクナンバー!
カッコいいよねぇ。色んな音楽性がやりたいって言っても、やっぱりコレがGREEN DAYの真骨頂だろうなぁ。
まあそれが、バンドを悩ませている原因だったんだろうけどさ。

あ、ドラムがちょいちょいハイハット4つ打ちにして休憩してやがるwwwここまで褒めてたのに!
まあ8ビートの代名詞とも言える、「THE BLUE HEARTS」のドラマー「梶原徹也」氏もちょいちょい4つ打ちにしてたもんなぁ。疲れるだろうからなぁ。そこいくと、BPM200オーバーの8ビート8つ打ちを延々続けてた、「JITTERIN'JINN」の「入江美由紀」氏って女なのにバケモンだよなぁ。女のくせに、なんて書くと最近はポリコレ警察がすっ飛んできて大炎上するんでしょ?でも女性であれは間違いなく凄い!

12曲目「Haushinka」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
さてこれも彼らっぽい一曲なんですが、なんだか勢いがない感じだよなぁ。前曲と続いて聞くと、どんどんだらだらテンション下がってくような感じがしたね。これ曲順変えた方がよかったんじゃない?
途中転調、ってかCメロなのかな、そこはカッコいいね。

13曲目「Walking Alone」

泣きメロ度4 速さ2 カッコよさ2
売れ線狙いシリーズ、第...何曲目だ?自身らのスタンスに悩んでるわりには、こういう曲多くね?パンクじゃねぇじゃんよ。

14曲目「Reject」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
再び彼ららしいパンクナンバーだ!なんだか同じような曲ありすぎて何を書こうか。レビューがネタ切れだわwww
ただでさえ管理人は少ない語彙から言葉をひねり出してんのによぉ。

15曲目「Take Back」

泣きメロ度3 速さ4- カッコよさ3
なんだかヤル気のないハードコアって感じの一曲。
てかドラムェ...この曲こそドラムはハイハット8つ打ちなんじゃないの?まさかこのBPMだと打てない?
わざとらしいアンプのノイズはなんなんだろう。

16曲目「King for a Day」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
これは!?さっき話が出たジッタリンジンじゃないよなぁwww
カントリー調の速めのテンポにスカビート、そこに乗っかる明るいメロディ、正にジッタリンジン!
いや悪くはないよ。でもどうしても「春川玲子」氏がアコーディオンを持って歌う姿がイメージされてきちゃうんだよなぁ。
春ちゃんの声で脳内再生されてしまうwww

17曲目「Good Riddance (Time of Your Life)」

泣きメロ度5 速さ1 カッコよさ5
さあ、超有名曲来ましたよ!これ、PVが当時めちゃクソヘビロテされてたの記憶してますよ。
このアルバムからのシングル第2弾リリース。

元々はビリー・ジョー・アームストロング氏が1990年に作って温めていた曲だったが、大ヒットアルバム「dookie」では、何か違う、みたいな理由でスルーとなり、1995年にシングルのB面として入ったような曲で、それは速いバージョンの物だったようだ。
それをアコースティックバージョンにして、大ヒット。アメリカじゃデジタルダウンロード260万回だって!やっと日の目を見たってとこかね。

ベースの「Mike Dirnt」氏によると、この曲のリリースは「Billie Joe Armstrong」氏が行った事の中でもっともパンクな事だ、と言ったそうな。なんだか事情が大ありのようですな。

てかこれ、10代の頃ギターで弾いたなぁ。なんかアルペジオちっくな弾き方でDの音を入れるために、最初のGとかコードの押さえ方が普通じゃなかった気がする。まあそういう押さえ方のコードの呼び名があるんだろうけどさ、当時パンクのギターをやろうってキッズは、せいぜいメジャーとマイナー、セブンスとマイナーセブン、これしか覚えなかったよね?

そういやオープンコードの「G」、どうやってみんな押さえてる?
「6弦中指・5弦人差し指・1弦薬指」?それとも「6弦薬指・5弦中指・1弦小指」?
管理人は後者なんだよね。でもこの最初のコード、多分だけど、「6弦中指・5弦人差し指・2弦3フレット薬指・1弦小指」っていう変則「G」なんだと思う。PVでの押さえ方と、弾いてる音聞いてもおそらくそう。
これだとさ、前者の押さえ方の人は簡単なんだけど、後者でクセがついてる人は押さえられないんだよね。「G」のオープンコードのクセを付け直すところから始めないといけない。これが出来なくてね。

今ネットでコード調べたけど、どのサイトも最初は普通に「G」になってるんだよね。まあギター弾ける人なら、あのネットのコードブックみたいなサイトがどれもアテにならないのは知ってるだろうけど。

なんか昔、エド山口氏がモト冬樹氏に、「The Ventures」の「Walk Don't Run」のイントロは「Am」か「A」か、を力説してたけど、あの議論をふと思い出した。イントロが「A」で、メロディ入ってから「Am」が正しいんだって。

まあ今管理人は、誰とも議論してないけどさwww

とかここまで「G」じゃないとか言い切っといて、「G」だったりしてねwww
管理人は別に音楽で飯食ってるわけじゃないから、許してw
でもイントロもそうだけど、アウトロのコードが「G」の時に聞こえる高い「D」の音、普通に「G」押さえたって出ない音だよ?絶対合ってると思うんだけどな。

ちなみにこれ、演出でワザとみたいだけど、最初間違ってんだってね。それで「Fuck!」とかいって再び演奏するっていう。そういう演出らしい。てかそういう唄だと思ってたよ。

いや、良い歌だよ。これはつい、速いのしか効かない管理人も聞き込んじゃうもんね。
彼らの代表曲のひとつになってるよね。ぜーーーっんぜん「パンク」じゃねぇけどなwww

18曲目「Prosthetic Head」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ2
最後だから何でも良いやぁ、って感じの一曲。
カッコよくも無いし、速くもないし、良いトコ無し。
終わり!

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

はい、「dookie」ほどでは無いにせよ、大ヒットアルバムとして知られる「nimrod.」
久々に聞きましたが、まあ当時を思い出しますね。

こんなに詳しく色々調べて聞いたのは初めてだったのですが、10代の頃に、「何かGREEN DAY、このアルバムから毛色が変わったなぁ。」と思ったのですが、それは大当たりだったというワケでした。

しっかしさぁ、売れ線バンドとパンクバンドの間での葛藤とかあったんだろうけど、なんだかエグイエピソードが多そうだよ、この人たち。
元々パンクなのか、それとも売れてしまった自分たちに納得がいかなくて、無理してパンクに徹してたのか、よくわかりませんけど。
まあでも大ヒットこそしたにせよ、GREEN DAYと言ったらパンク、と誰もが答えますから、気にしなくて良いんじゃないですかね。

しかしさっきレビューした「PENNYWISE」といい、ハイスタのメンバーもそうだったけど、パンクって精神的にアレになっちゃう人多くね?
そういう素地があるからパンクに目覚めるのか、パンクなんかやってるからおかしくなるのか。鶏が先か卵が先かみてぇな話になっちゃうけど、V系ほどでは無いにせよ、総じてパンクロック界隈、メンヘラ率高いよね。
Vo.Gu.のBillie Joe Armstrong氏も精神疾患を患われてるしねぇ。まあ、お大事に無理せず、現役続行お願いします、って感じだよね。

ま、そういうわけで、方向性が変わったとはいえ大ヒットアルバムなので、当時のメロコアシーンを知る資料として、聞く価値はあると思います。

あ、ツタツタ高速泣き泣きメロコアを期待する人は、後回しでいいからね。余裕あったら聞いてみて!