GOOD RIDDANCE「Operation Phoenix」のレビュー



タイトル:Operation Phoenix(オペレーション フェニックス)

アーティスト:GOOD RIDDANCE(グッド・リダンス)

概要

カリフォルニア州サンタクルーズのパンクバンド「GOOD RIDDANCE」の4作目のアルバム。NOFXのファット・マイク氏の主宰するFAT WRECK CHORDSより1999年5月4日にリリース。

バンド名はなんだかカッコいいが、翻訳すると「厄介払い」なんだそうな。音的にはハードコアパンクシーンの影響をうけつつも、キャッチーでメロディアスな楽曲を演奏する、まぁつまり当時のくくりで言うとメロコアですね。
ファットレックからのリリースであり、当時からメロコアバンドにくくられていたんでしょうが、決して泣きまくり哀愁メロコア系ではなく、ハードコアの要素をかなり濃く残した音作りをしています。

なんか英語よくわかんないから詳細は不明だけど、メロコア界の有名プロデューサー「ライアン・グリーン」氏とモメたみたいで、前作までプロデュースを一手に仕切っていた氏の名前が今作のクレジットには無いんだよね。
まあハードコア寄りの音だからねぇ。もっと売れ線狙いの泣きメロやれや?とか言われたのかな。そんなワケねぇか。

そしてアルバムタイトルのオペレーション・フェニックス、日本では「フェニックス作戦」と呼ばれ、ベトナム戦争中の1968年から1971年にかけて、「南ベトナム解放民族戦線」いわゆる「ベトコン」を殲滅する目的でアメリカのCIAが主導し、米軍と現地ベトナム人で結成された組織が行い、なんと7万人ものベトコン及びベトナム人を殺害したそうな。このやり方はその後のテロや弾圧のベースにもなってるとか何とか。

もうこの話だけで、脳筋パンクスが怒り狂って飛びつきそうなキングオブアメリカ的なアメリカファーストオラオラ系帝国主義が透け透けシースルーなワケですが、当然GOOD RIDDANCEとしても、彼らはスタンスとして社会批判、政治批判を唄っているそうなので、もう当然飛びつきまくりなワケですね。GOOD REDDANCEは後半は個人的な闘争や疎外感を唄うように変化していったそうですが。

余談だけど、ベトコンって「ベトナムコンバット」じゃないんだね。
南ベトナム解放民族戦線を略して「解放戦線」とか、「越南共産」なんて称して呼んでたらしくて、その「越南共産」、ベトナム語読みで「ベトナムコンサン」、略して「越共」、ベトナム読みで「ベトコン」なんだって。
そうだよ、ベトナムだって漢字圏だもんね。ベトナム戦争まで漢字使ってたんだよね。
スゲー勉強になった!これだけで今回GOOD RIDDANCEレビューした甲斐があったwww

ベトナムってスゲーよね。世界で唯一、日本ですら成しえなかった戦争でアメリカに勝利するっていう快挙と、共産主義国家なのに西側諸国と仲が良いっていう不思議な国で、国民性も日本人と似てるらしいね。友好国だしね。

話を戻そうwww
結局彼らも他のメロコアバンド達と同様に、2007年に活動停止。2012年に活動再開し現在に至るという経過を辿っているんですが、そんな彼らのメロコアブーム真っ盛りの一枚。

ファットレックの公式ページには、

Their darkest and most aggressive album yet! Technically superb (and super fucking fast) music combined with Russ’s smart, angry lyrics make this GR’s best album ever!

訳:ヤツらのこれまでで一番ダークでクソアグレッシブなアルバムだ!クッソテクニカル(そしてマジクソ超高速)な音がラス(Vo.Ba.)のスマートかつ怒りの歌詞と組み合わさって、GOOD RIDDANCE史上最高のアルバムに仕上がってるぜファック!(意訳多め)
との記載があり、彼ら的にもレーベル的にも自信作である事がにじみ出ていますね。

さてそんな彼らの90年代の自称ベスト作品、レビューに入りましょう!

勝手なレビュー

1曲目「Shadows of Defeat」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
ハードコア調な雰囲気の強いスピードパンクナンバー。冒頭のなんだか演説みたいなのは、キング牧師の演説だそうな。何言ってるかはわかんないけど、フェニックス作戦てタイトルでいきなりキング牧師。意味は分かりやすいほど分かりますね。でも狙い過ぎじゃねぇ?
あ、曲自体はカッコいいですよ。あんまり泣かないけどね。

2曲目「Blueliner」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ3
こちらはもうゴリゴリなハイスピードハードコアナンバーですよ。泣き要素超絶薄め。途中でダサさ満載のテンポダウンを挟み、速度が戻ったと思ったらそのまま終了!なんだかなぁ。ベトナム戦争にケチをつける前に、己らの楽曲にケチをつけろやwww

3曲目「The Hardest Part」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
お、泣くかな?泣くかな?と思わせるイントロからAメロへとの流れで期待しますが、スピードもイマイチなのと、結局泣きもイマイチなのが相まって、なんだか残念な曲。悪くはないんだけどねぇ。

4曲目「Eighteen Seconds」

泣きメロ度1 速さ4 カッコよさ2
なんだろう?気が付いたら終わってたぞ?ハードコア調で飛ばし始めたな、と思ったら終わってたwww
「18秒」ってタイトルなのに30秒かかっているのは何なんだろう。

5曲目「Heresy, Hypocrisy, and Revenge」

泣きメロ度1 速さ3 カッコよさ1
ダサいロック調ナンバー。冒頭のブツブツ言ってるのは、「Some Kind of Wonderful」って映画のセリフらしい。
この手のダサいやつ、外人って好きだよねぇ。逆に日本人はほとんどこういうの演らないよねぇ。まあこういう技術はもとより、哀愁とかワビサビも無視して勢いで押していくような展開は、どっちかって言うと技巧的に攻めていく日本人バンドには好まれないのかもね。あ、でもB'zとか近いのかなぁ。アレ、まあテクはあるけど、勢いだけだし暑苦しいしダサいもんね。
そういや当時からB'zの熱烈なファンって見た事ないんだけど、なんであんなに当時売れてたの?何なの?K-POP的な力の使い方してたの?宇多田ヒカルはガチでみんな買ってたけど、B'zとか買ってる人見た事なかったけどね。

6曲目「Self-Fulfilling Catastrophe」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ2
そのイントロの入り方だったら普通は速い曲だろうがこのハゲ―――!となりそうなナンバー。
哀愁漂うんだけど、遅いんだよねぇ。何がスーパー・ファッキン・ファストだよクソが。ラストで突然ハードコア調になりやがってさ。
まぁしょうがねーか。B'zだもんなぁ ←チガウッテ

7曲目「Article IV」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ1
また冒頭で誰か何か言ってますねぇ。このパターン好きだねぇ。はいはい調べましたよ。マリオ・サヴィオってアメリカの60年代の活動家で、彼の有名なスピーチ「Bodies upon the gears」ってのらしいですよ。アウトロでも何か言ってんなぁ。コッチはレーガン元大統領だってさ。

なんかさぁ、いいんだけど、狙い過ぎじゃねぇ?「俺達こんなの知ってるし曲に使っちゃうぜ?スゲェだろう頭いいだろうファック!キッズ達はこの程度知らなきゃファックだぜファック!」っていう、なんだかFacebookでウザい自慢垂れ流して、twitterでキラキラした中身の無い女子に上からクソリプかましてご満悦の中年オッサンみたいな自己顕示欲が透けて見えるようなんだよねぇ。って管理人がひねくれ過ぎ?
てか単純に、己らの曲で言いたい事は表現しろよなぁ。丸々スピーチ重ねるとかじゃなくてさ、歌詞の中にソレと分かるような1フレーズ挟むとかは奥ゆかしくてカッコいいと思うんだけどなぁ。そういうカッコよさがあるのは日本語ラップくらいか。あ、実はやってるのかな?まあコッチは英語読めねぇんだけどさwww

まあどうこう言ってきたけど、単純に曲がダサいんだよ!B'zなの差し引いてもダサすぎるぞ!メッセージはカッコよく伝えてくれや!これじゃあの変な共産党絡みのラップ()してる自称若者団体と50歩100歩だぞwww

8曲目「Indoctrination」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
お、来たか?と期待させる高速展開でじっと聞き入ります。そんなに泣かないし、ハードコア寄りだし、他のメロコアバンドのアルバムに入ってたらまあ聞き流しちゃうんだろうけど、ここまで遅いダサいB'zだったから、相対的に耳がカッコよく聞いてしまうっていうね。

9曲目「Shit-Talking Capitalists」

泣きメロ度1 速さ3 カッコよさ2
前曲に引き続きまして、のハードコアナンバーなんだけどさぁ、何でテンポダウンしてダサくなるんだよ。本当にファッキンファストの説明文を削除しろよファットレックさんよぉ。

10曲目「Letters Home」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
やっと来ましたよ!泣きメロ高速メロコアパンクが!これは文句なしにカッコいいです!
おっ前さぁ、やれば出来んじゃねーかよwwwコレだよコレ!
英語何言ってるか分かんないけど、サビは日本の作曲家?ってくらいメロディアスでキャッチーだし、声もいいじゃん!ちょっと音が荒々しいし、アウトロはメロコアの暗さじゃなくてやっぱりハードコアなのかな、ってリフ弾いたりしてるけど、文句無しにカッコよさ5付けていいと思います!

11曲目「30 Day Wonder」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ2
何かまたイントロで言ってるけどもう無視しようwww
前曲に引き続き速いのきましたけど、ゴリゴリハードコアですよ。メロコアでは無い。
と思ったら何でまた後半B'zになるのよ。ダサいからマジ。それ無きゃ速さ5、カッコよさ4だったのにさ。

12曲目「Dear Cammi」

泣きメロ度3 速さ5 カッコよさ4
さあ続きましてもスピードナンバーですよ。
2曲前よりは泣かないとは言え、なんだかイントロからの入りはPENNYWISE、ギターのフレーズはBAD RELIGIONを彷彿させるようで悪くないんじゃないですか?アレ?それってつまりパクリ?そんなワケないよね。何か途中歌詞も韻を踏んでて結構凝った作り。

13曲目「Yesterday Died – Tomorrow Won't Be Born」

泣きメロ度1 速さ4 カッコよさ3
ハードコアナンバー押してくるなぁ。てかどんどんハードコアになってねぇ?Letters Homeでメロコア成分使い切った?
しかしこれも最後になんでB'z成分入れてくんのさ。ダサいから。

14曲目「Winning the Hearts and Minds」

泣きメロ度2 速さ4 カッコよさ3
あのさぁ、何でまた誰かブツブツ言ってんの入れてくんのよ。己らの言葉で勝負しろよマジさぁ。
誰なのか調べろってね。大丈夫。wiki大先生が教えて下さいますよ。ノーム・チョムスキーっていう哲学者の「Propaganda model in media analysis」ってスピーチだってさ。プロパガンダだってよ。もう手垢付きまくったパワーワードだね。
曲はイントロで期待してたら、またハードコアだったよ。しかももうガチムチハードコアになってますよ。ファットレックじゃないんかい!

15曲目「A Time and a Place」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
ハードコアです。ここまでゴリゴリだったので、こちらはちょっとサビで何音かメロディを取り入れてみましたよwって感じ。
途中でテンポダウンしてダサくなるのも同じ。マジもういいよ。

16曲目「Second Coming」

泣きメロ度2 速さ5 カッコよさ3
Battalion of Saintsってハードコアバンドの曲のカバーらしい。つまりゴリゴリハードコアですよ。もうハードコアである事を隠さなくなったな?って最初からハードコア寄りだったか。管理人の耳が偏ってただけだね。
でもなんかカッコいいぞ。他人の歌のカバーがカッコいいとか皮肉だけどさ。

17曲目「After the Nightmare」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ1
遅い、長い、平たいと、メロコアの定義の正反対をいくようなナンバー。2分30秒で終わるんだけどさ、5分は聞いてたようなかったるさがあるね。

17曲目シークレットトラック「My War」

泣きメロ度1 速さ2 カッコよさ1
7:06を過ぎたころに始まる隠しトラック。BLACK FLAGのカバーらしい。ハードコアカバー好きだねぇ。
マジさぁ、政治批判とかでカッコいい事言いたいなら己で勝負しろよ己で。これから他人の褌バンドって呼ぶぜ?

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

さてもうなんだか思った事聞きながら書き殴ってきたので感想も何も出てこないんですが、まずレビュー中にも書いた通り、やたらと他人の有名なスピーチとかセリフ入れてきてインテリなのをアピールしててウザいんだよねぇ。
こういう他人の褌野郎にみんなもSNSで絡まれたりクソリプされたり無い?正にあんな感じを管理人は受けたんだよなぁ。

BAD RELIGIONなんて正に正統派なインテリパンクだし、NOFXもおバカなふりして頭よさそうなのに、なんだろう、このGOOD RIDDANCEからは筋肉バカのイメージしか伝わらない。言うならネトウヨとか放射脳みたいな、加計とか森友問題でテレビの言ってる事真に受けて脊髄反射で語ってるバカの政治批判、って感じを受けたんだよね。実際歌詞読んだり、彼らGOOD RIDDANCEのインタビューとか見れれば正しいイメージつかめるんだろうけど、管理人英語がわかんねぇwwwならここまでコキ下ろすんじゃねぇよ!ってツッコミも受けそうだけどさ。

「違うだろハゲ―――!!GOOD RIDDANCEはなぁ、お前が語るには早いんだよぉ!!!」って詳しい解説とか上からしてくるのは勘弁して下さい。それはご自身のブログかFacebook、twitterでお願いします。その割にコメント欄は解放してるっていうね。

そういやヒップホップ警察ってのが話題になってて、Kダブシャイン氏がまたtwitterでプチ炎上させてたなぁ。
なんだかHIPHOP界隈ってそういった面で面白いよね。パンクももっとああいう議論というか、遊び心?みたいなの欲しいなぁ。パンク警察、メロコア警察(メロコアに一々レビューとか言って講釈垂れてんのお前だろうが!ってツッコミは置いといて)の方、どんどんシーンを盛り上げましょう!まあそんな事よりハイスタの新譜の方が楽しみなんだけどさ。

まあGOOD RIDDANCE、これがベストってファットレックが言ってるし、管理人も他のアルバム持ってないから、まぁこんなもんなんじゃない?
有名バンドだけど、別にスルーでいいとおもうよ。ハードコア寄りなのが好きな人は買ってもいいかもしれないけどね。

また毒々しい事ばっか書いちゃったなぁ。コレ、午前中にシラフで書いてるからね。夏の暑さでちょっとおかしくなってますね。コレ書いてる今日は8月31日。夏も終わりだね。皆さまパンクな夏、メロコアな夏を満喫できましたか?

真面目にパンクのレビューを見たくて来た人、ごめんなさいwww