難波章浩「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」のレビュー



タイトル:PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT(パンク ロック スルー ザ ナイト)

アーティスト:難波章浩(なんばあきひろ)

概要

日本の伝説的メロコアバンドであり、現在最新アルバム「The Gift」が大ヒット中の「Hi-STANDARD」のフロントマンであり、TYÜNK、なんばあきひろ&宇宙船地球号、ULTRA BRAiN、NAMBA69等でも活躍するパンクロックベーシスト「難波章浩」氏のソロ名義での第2弾リリースとなるミニアルバム。2011年2月9日に「avex」傘下の「tearbridge records」よりリリース。オリコンチャート8位、タワーレコード年間チャートJ-PUNK部門1位というヒットを飛ばす。

自身11年ぶりのパンクロックソングであり、何よりその前年(2010年)のフジロックにて、メロコアアンセムと言っても過言ではない彼自身が所属した「Hi-STANDARD」「STAY GOLD」を同バンドの横山健氏と別々のステージながら一緒の会場でお互いが演奏したという事態に、当時ファンの間ではちょっとしたざわつきになったのを記憶している。

そのあたりの経緯等はコチラ↓に記載。

メロコアとは?パンクじゃないの?日本だけの文化?
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そしてその年の12月頃、各メディア等で、「難波章浩 パンクロック解禁」とのプロモーションがなされ、翌年2月のアルバム発売が発表、そのタイトルがズバリ「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」であったため、シーンは期待を持ってこれを歓迎した。
翌2011年2月7日、YouTubeにて、下記レビュー中に挿入してあるが、avex公式チャンネルよりPVが公開。
そのサウンドを聞いて管理人はついにキタ―――(゚∀゚)―――― !!ってのけぞりましたよwwwこれハイスタじゃん!ナンちゃんヤル気じゃん!って。

前年のフジロック、この難波氏のパンクロック解禁、絶対これ全部、ハイスタ再結成へのフラグでしょ?って当時のファン達は全員思ったハズだよ。

そしてそして発売された今作!期待通りの内容だったよねwww

そして例の3.11。これがきっかけになったってのは悲しいんだけど、まあそれでハイスタは見事長い眠りから覚め、そこから再び快進撃を始めてるんだよね!

まあそんなこんなで「The Gift」旋風吹き荒れる今、その布石となった今作を、伏線回収的な意味でレビューです!

勝手なレビュー

1曲目「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」

泣きメロ度3 速さ4+ カッコよさ5
正直この当時、これまでの難波氏の、パンク好きから見たらある意味迷走してたような楽曲を知ってたから、イントロで「あーまたこんなんかぁ。」って思ったら、その落胆は見事に30秒ほどで吹っ飛ばされたよねwww
マジかよーー!あの頃のパンクだ!メロコアだ!ハイスタだ!って。
あの驚きは、エアジャム世代しか味わえなかっただろうなぁ。

これが発売されるちょっと前に、R&Bシンガーの「May J.」氏と、こちらも日本を代表するラッパー「ZEEBRA」氏とコラボした曲を発表しててそのイメージが強かったから、余計にゴリゴリの紛う事なきメロコアパンクロックでビックリしたよね!

ハイスタ復活への伏線だよ正に。
タイトルを直訳すると、「一晩中パンクロック」!一晩といわず、もう一生パンクロックして下さい!!

2曲目「MY WAY」

泣きメロ度4 速さ4+ カッコよさ5
なんかフランク・シナトラをイメージしちゃうタイトルだけど、こちらもパッキパキのメロコアパンクが炸裂しますよ!
歌詞の一節、

I remember the day you were gone
You were the best and
the brightest of all
I was trying so hard,
cause I was told
The message was “Stay Gold”

同じく歌詞カードの翻訳部分

おまえがいなくなった日のことを覚えている
おまえはあの頃最高だった
オレは一生懸命トライしていたよ
おまえに言われたからね
そのメッセージは
「ステイ・ゴールド」だった

おいおいおいおい!またフラグ経ってるよ!伏線また1本回収!って、分かりやす過ぎて伏線にもなりゃしねぇわwww

あれ?でもパンクシーンからいなくなったのは、横山氏じゃなくて、難波氏の方じゃね?...なんて野暮なツッコミはいりませんね。失礼しました!

3曲目「STRATING OVER」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
遅めなロックナンバー。だけど歌詞には”Go mosh it up now”って繰り返し出てきて、モッシュと言えば「mosh under the rainbow」だよねぇ?
はいっ!また一本フラグ回収~!って違うか。考え過ぎか。

4曲目「ONE STEP INTO FREEDOM」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
続きましてもややスロー目なロックナンバー。
難波氏らしい、なんだか明日への活力が漲るようなメロディラインになってますねぇ。
速いの好きな管理人も全然早送りしないで聞いてられるよ。なんだろうね?もう信者なんだろうね、オレらAirJam世代ってハイスタのさ。

5曲目「未来へ~It's your future~」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ5
タイトル日本語だけど、歌い出しは英語で、サビの♪未来へ~ってとこだけ日本語で歌うっていう、中々新しいパターンの曲。
もちろん裏打ち2ビートのメロコアパンクロックですよ!ちょいちょいテンポ落ちるけどねwww
タイトル通り未来に今来てるんだけど、この歌詞の訳見ると、あーこの曲から7年近く経つけど、難波氏はきっと世の中をこの時以上に憂いているだろうなぁ、なんて考えちゃうね。

6曲目「TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
ハイスタお得意の、スタンダードナンバーのカバーシリーズですよ。あ、ハイスタじゃないや、難波氏のソロだったw
てか、最初聞いた時も思ったんだけど、メロコアカバーになってて、「ME FIRST AND THE GIMME GIMMES」ちっくなのは良いんだけどさ、日本語で歌うんかいwww
正直テンポが速いメロコアカバーなら、英語の方がよくね?ちょっと苦しそうだよ。

7曲目「LOVIN' YOU」

泣きメロ度4 速さ3 カッコよさ3
ラストはメロウな感じのゆっくり目なロックナンバーで〆ですよ。
なんかタイトルと曲調から、ミニー・リパートンをイメージするよねぇ。何ならそっちのメロコアカバーも聞きたいなぁ。
ミニー・リパートンをイメージさせるくらいだから、メロディも良いのよ。もう難波氏の楽曲の王道って感じでさ。だからこれのメロコアバージョンも聞きたいよね。
というわけで、ちょっとおセンチ系な曲で終了です!

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

うーん良いですねぇ!まさか当時、また難波章浩のパンクロックが聞けるとは思わなかったからねぇ。

ハイスタ復活の布石となった作品って事で、今この時期だからこそ、もっと話題になっても良いと思うんですがねぇ。
まあそうは言っても当時でも十分売れたんでしょうけどさ。でも今プロモーションしたら更に上乗せで売れるぜ?コレ。

ま、この後の流れはもう皆さんご存知だと思うんですけど、ホントあの震災の1カ月前のリリースってのも、マジなんか宿命みたいなもの感じるよね。
あの震災が起きなくたってハイスタは再結成してただろうけど、あの復興支援って意識を多大に持って再結成した事で、きっとメンバーの中でより強固に結びついている事、絶対あるよね。あの震災後に「絆」って言葉が流行ったけど、正にソレだよ。

最悪の民主党政権とあの未曽有の大震災、絶対安全と言われていた原発があっけなくボカーンして、もうなんか日本ヤバくね?どうすんの?ってなった時、もう復活はあり得ないと思われていた彼らが再結成して立ち上がった、それマジカッコいいから!

あの震災の後は、右も左も団結してたもんなぁ。当時の原発反対デモなんか、最初の頃は労働組合の旗と、日本国旗とが一緒にたなびいてて、「あー、普段はいがみ合ってても、いざヤバイとなったら、ちゃんと左翼も右翼も団結してる。日本人は大丈夫だ。」って思ったもんね。
今はまた何かおかしな方向行っちゃってるけど、「右から脱原発」とかやってる人達もいるし、日本はまだまだ大丈夫だよ!

てかさ、そんな事まで考えさせるってさ、難波章浩、ハイスタンダード、凄くね?
俺達エアジャム世代の心にしっかり食い込んでるっていうかさ、日本の未来、ハイスタと共にあり!って感じでさ。
そりゃ「The Gift」、大ヒットするの当たり前だよ。

そういや難波氏が身に着けている目玉のマークが特徴的なファッションブランド「MISHKA」(ミシカ)もすっかりパンクスのマストアイテム化してきたよね!若い子達にもかなり人気あるみたいだし。カッコいいわ!

MISHKA TOKYO BLOG「難波さん(Hi-STANDARD)ご来店!!!!!」より

そんな一連の壮大なハイスタストーリー第2章の幕開けともなった難波章浩氏のミニアルバム、まだ聞いてない人は是非チェックして!
ハイスタ復活はここから始まった!!

ハイスタ最新アルバム「The Gift」のレビューはコチラ

Hi-STANDARD「The Gift」のレビュー
伝説的バンドの18年ぶりのフルアルバムと言う事で、発売前よりパンク、メロコア界隈では兎に角話題となり、前作「ANOTHER STARTING LINE」の時にゲリラ発売で話題となった事に味を占めたと言ったらいい方は悪いが、