BAD RELIGION「Recipe for Hate」のレビュー



タイトル:Recipe for Hate(レシピ フォー ヘイト)

アーティスト:BAD RELIGION(バッド・レリジョン)

概要

ご存知メロコア界の王様「BAD RELIGION」の通算7枚目であり、メジャーデビューというか、メジャーリリース第1弾アルバム。1993年6月4日リリース。2001年にBAD RELIGIONが再びエピタフに戻る前のエピタフレコードのクレジットが残る最後のアルバムで、リリースはアトランティックレコードとなっている。

アメリカのチャートに初めてランクインした作品でもあるそう。14位だったそうな。

ジャケットに描かれる犬の頭の男二人は、身体部分は1930年代のアメリカ南部のレイシストで、殺人事件で白人の陪審員が全員無罪判決を出した後、報道陣にむかって嘲り笑う犯人だそうで、頭の犬は1944年のナチスのアウシュビッツ強制収容所の番犬だそうな。意味的にはヘイトがどのくらい広がってしまうのかを揶揄してるんだと。相変わらずインテリパンクだねぇ。

でも、そもそもキリスト教の本場で十字架に禁止マーク付けて「BAD RELIGION」なんて、キリスト教側から見たらBAD RELIGONだって中々ヘイト全開ぢゃねwww

そんな彼らのメジャー第一弾アルバムであり、各方面からの評価も高い本作のレビューです!

勝手なレビュー

1曲目「Recipe for Hate」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
サビでテンポダウンしてしまうが、それがきっと訴えたい内容を強調してるんだろうなぁ、って印象のメロコアナンバー。
今回レビューに当たり、歌詞を翻訳サイトにぶっこんでみたんだけど、マジでBAD RELIGIONって難しい言いまわし、語彙を使ってるんだろうね。翻訳結果がワケわかんない事になったよ。
まあ、我々の歴史がヘイトだ、みたいな事言って終わるんで、想像付くようなそういうメッセージなんだと思う。ちなみにPearl JamのEddie Vedderがコーラスで参加してるらしい。

2曲目「Kerosene」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
ケロシンって灯油だよね?キャッチーなメロコアナンバーで悪くは無い、カッコいいんだけど、埋もれてる感というか、聞き流しちゃう感のあるナンバー。

3曲目「American Jesus」

泣きメロ度5 速さ3 カッコよさ5+
出ました!彼らの代表曲を選べって言われたら絶対入るであろう神ナンバー!「アメリカン・ジーザス」っていうタイトルも結構な衝撃ですよね。
歌詞の内容はよくわかんないけど、wikiによると、神様はアメリカだけを支持しているって考えを引き継いでて、Greg Graffin曰く「湾岸戦争でブッシュが”アメリカは神がいるから勝つ”みたいな事言ってるね。この唄は反ユダヤ、戦争、宗教、言い訳なんかを話題にした歌だよ」とのことらしい。まあアメリカとアメリカに住む自身に対する強烈な皮肉の歌って事ね。
曲自体はミディアムテンポなロックナンバーなんだけど、そのイントロのリフとサビの超絶キャッチーさや、実は結構な速さのハイハット8つ打ちエイトビート、BAD RELIGIONお得意の美麗なコーラスでかなり良質なカッコよさを醸し出してます。このアルバムからのシングルカット第1弾なのも納得!必聴!

4曲目「Portrait of Authority」

泣きメロ度4 速さ3+ カッコよさ4
イントロの入りのカッコよさから、突然のスローダウン、そしてサビでまたテンポアップというメロコアナンバー。でも悪くない、カッコいいですよ。

5曲目「Man With a Mission」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
これも中々泣きのメロディを聞かせてくれる落ち着いた感じのメロコアナンバー。
Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビという、日本の楽曲みたいな展開。まあそのAメロとサビは同じメロディなんだけどね。曲はカッコいいんだけど、最近では日本のこの曲と同名の人気ロックバンドがライブのSEで使ってるお陰でやたら知名度が上がっていると思われる。
あのバンドも狼の被り物して、このアルバムのジャケットを意識してる感あるもんね。まあこちらの本家は犬だけど。マンウィズ、管理人は聞いた事無いけど結構流行ってるみたいだから、そこから本家BAD RELIGIONへ流れてくるファンがいると嬉しいけどなぁ。来ないだろうなぁ。

6曲目「All Good Soldiers」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
なんだかジャジーで哀愁ただようスローなロックナンバー。あんまりカッコよくはない。BAD RELIGONにしては長い3分オーバーだし。

7曲目「Watch it Die」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
軍隊の行進みたいなドラムの音から始まるミディアムロックナンバー。これも別にカッコよくは無い。

8曲目「Struck a Nerve」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ3
今作からのシングルカット第2弾!だけどメロコアじゃなくてスローなロックナンバーなんだよねぇ。
これ、当時ビデオ星人ってテレビ神奈川のメロコア番組でよく流れてたんだけど、メロコアじゃないから見るたびガッカリしてたの思い出した。
これも歌詞、翻訳サイトが滅茶苦茶な言葉を吐き出しちゃったけど、部分部分つなぎ合わせて想像するに、まあなんだかメンヘラに片足突っ込んだみたいな、なんかの影響を唄ってるみたいですね。あぁ英語がわかればなぁ。

9曲目「My Poor Friend Me」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
いやこれもカッコいいですよ。キャッチーなサビの泣き具合とそこに絡み合う単音弾きが印象的なディストーションギター、そして美麗なコーラスと、これでもか!ってくらいメロコア感を押し出しまくり!
ギターソロも決してテクニカルなフレーズではないんだけど哀愁MAXで雰囲気抜群だし、最後力入って言い切る感じで歌い終わるとこなんかもベタだけどカッコいい!隠れた神曲なんじゃね?

10曲目「Lookin' in」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ4
これも中々なスピードナンバー。あんまりメロディが泣かないんだよね、かといってハードコアって感じでもない、まあ言うなればBAD RELIGIONなんだけどさ。わかりづらいね。悪くないよ。
でも2曲目と一緒でなんだか聞き流しちゃいそうなメロコアナンバーですね。

11曲目「Don't Pray on Me」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
ギターのフィードバック音がずっと続いてリフを弾くっていう面白い展開のメロコアナンバー。
歌詞の内容なんてまたまた分かんないんだけど、HateだのAmerican Jesusだの歌ってきて、ここで「俺に祈るんじゃねぇよ!」って中々パンチ効いてるよね。曲自体は悪くない、カッコいいですよ。

12曲目「Modern Day Catastrophists」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ3
80年代の彼らの曲に多かったような、BAD RELIGIONお得意のまくし立てる系なボーカルラインの高速8ビートなちょい速パンクナンバー。サビでは何故か大幅にテンポダウンするという忙しい曲。

13曲目「Skyscraper」

泣きメロ度5 速さ5 カッコよさ5
これはカッコいい。ドラムのスピードも高速になって、メロディ、コーラスも最高!オール5です!
Aメロからサビへの展開が凄く緩急ついてるって言うか、落ち着いて歌ってきて段々盛り上がってサビで感極まる、みたいな、凄いBAD RELIGIONの本気が感じられるカッコよさ。これも隠れ神曲だね!

14曲目 「Stealth」

13曲目が終わった後しばらく無音があって、14曲目になってまた無音、8秒ほどでなんだか音合わせと車の排気音みたいな音が聞こえてなんか声が聞こえる。
wikiによるとメンバーの車の音らしいけど、話の内容はなんだろう?拍手が最後聞こえるから、何かの演説なのかな?本当英語がわかればなぁ。まあこのアルバムの流れで、BAD RELIGIONで、「ステルス」ってタイトルと、政治家の演説みたいな音で、大体の想像は付くんだけど。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

いやあ、アルバムタイトルの「Recipe for Hate」訳さなくても今や日本ではすっかり意味が通じる英単語になった感のある、”ヘイト”の”レシピ”ねぇ。

今、日本のネット上からマスコミまで、右でも左でもすっかりパワーワードと化した感のある「ヘイト」。
最近日本では共産党絡みの若者団体が「レイシスト」「ヘイト」を連呼し、保守、右翼陣営と衝突していますが、そのはるか25年も前にヘイトだのレイシストだのをフューチャーしてるってのも凄いね。なんせヘイトだのレイシズムだのの本場だもんね、アメリカは。日本での右翼と在日朝鮮人含む左翼の小競り合いなんて、あっちの白人vs黒人っていう構図に比べたらまま事みたいなもんだからね。
人種差別撤廃ってのも、日本の第二次大戦の大義名分の一つだったんだけどねぇ。それぶっ潰したのもアメリカ。そもそも朝鮮は一緒にその時戦った同士であったのに、何でこう反目する間柄になったのかねぇ。アメリカの日韓離反工作とプライドの高い韓国人の民族性、日本人の植え付けられた自虐史観のせいだろうねぇ。日本と朝鮮半島が戦後もし日韓併合のまま発展したら、マジハンパねぇ国になってただろうからなぁ。今どちらも先進国なんだけど、それが70年前までくっついてたんだぜ?凄過ぎねぇ?そりゃアメリカはそんなの一番嫌がるよなぁ。

まあ政治的な話は考えも人それぞれだろうから止めますが、このジャケ写使ってヘイト反対デモとかやってくれたら、「オォッ!分かってるな!」って思う人案外いたりしてね。

そうそうアルバムの感想だよね!どうもこのアルバムコンセプトのせいで、政治的な話が多くなってしまうなぁ。まあでも政治とパンクとかロック、ラップてのは切っても切れない関係だし、そういったメッセージを全面に押し出してるBAD RELIGIONのレビューだからそうなるのも当然っちゃ当然なんだが。

まあでも今話題の自民党の「政治って意外とHIPHOP」ってのはヒド過ぎるけどね。いくら日本のパンクスやラッパーが戦後体制への抵抗に帰結する例が多いからって言っても、彼らはどっちかって言ったら愛国左翼なんだと思うよ。一部オッカシイのに洗脳されてるのもいるけど。で、自民党はいくら戦後レジームからの脱却だの憲法改正だの言ってるとは言え体制側なんだから、HIPHOPとかPUNK、ROCKなんて絶対使っちゃいけないワードなのわかんないのかよwww そりゃKダブシャイン氏が怒るのも当然だよ。

話また戻すよ!ごめんね脱線続きでw この「Recipe for Hate」、1993年っていうメロコアブーム前のリリースだけど、そこはメロコアってものを作って牽引してきたBAD RELIGIONだけに、良質のメロコア揃いでヤバイ仕上がりになってるし、最近のライブで演奏される曲も多いから、もし聞いてないキッズはもちろんの事、マンウィズを検索しててここに迷い込んじゃったマンウィズファンもその原点となった本家の作品を是非チェックしてみて!