THE OFFSPRING「SMASH」のレビュー



タイトル:SMASH(スマッシュ)

アーティスト:THE OFFSPRING(オフスプリング)

概要

セルアウト系メロコアなイメージの強い「THE OFFSPRING」の3rdアルバム。1994年4月8日にEpitaph Recordsより発売。クレジットには「THE」が付かず、「OFFSPRING」のみの表記となっている。

なんとアメリカで600万枚、全世界で1100万枚売り上げたというメロコアのくせに怪物的なアルバム。それだけ売り上げたが、Epitaph Recordsはインディーズレーベルというところもまた凄い!エピタフのみならず、インディーズでの売り上げ世界一の記録を持つ。ビルボードチャートへ101週ランクインしたという記録も。もうセルアウトってか、日本で言う宇多田ヒカルみたいなイメージ?

世界のメロコアブームはここから始まったと言っても過言では無い。でも管理人はそんなに好きって程でもないんだよねえ。あんまりグッと来ないって言うか。

追記:どうもセルアウトって表現が適切でなさそうな事例が出てきたんだよね。詳細は同バンドの次のアルバム「IXNAY ON THE HOMBRE」のレビューを参照。

勝手なレビュー

1曲目「Time to Relax」

泣きメロ度0 速さ0 カッコよさ1
何言ってるかわからないオッサンの語りのみ。英語が分かればなーと当時思ったものです。

2曲目「nitro[ youth energy ]」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
ちょっとメロコアにしては遅めのドラミングだが、オフスプリング節がいきなり炸裂!
速い、短い、メロディアスというメロコアの3拍子を忠実にトレースした、This is Melodic Hardcoreなナンバー。

3曲目「bad habit」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ3
オフスプリングによくありがちな展開のナンバー。悪くは無いが、なんだか暑苦しい、悪い意味でのオフスプリングっぽさ。むしろ一般的にはこれがウケるのか?

4曲目「gotta get away」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
ありがちな単調なメロディーなミディアムナンバー。
売れたぐらいだから、世間的にはいいんだろうが、泣きのメロコアキッズには捨て曲。

5曲目「genocide」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
なんかどっかで聞いたようなギターリフから始まるナンバー。
疾走感にあふれるメロコアではあるが、なーんか印象に残んないんだよなあ。また最後でイントロでも出てきたオッサンの語りあり。

6曲目「something to believe in」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ4
泣きのコーラスが印象的なメロコアナンバー。悪くない、かっこいいメロコアナンバーであるが、どうも管理人はオフスプリングの声を好きになれないんで、カッコよさは5としたいところだが4!

7曲目「come out and play」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ3
オフスプリングの代表曲みたいになってますが、これメロコアじゃねーよ。ただのミディアムナンバー。
アラビアンなメロが印象的な、ってレビューしなくても皆知ってるよね?まあ聞いてる内に多少クセにはなる感じはある。
これも当時テレビ神奈川のビデオ星人って番組でヘビロテされてて、これかかるとウザかった記憶が。


すげぇ。再生回数1100万回!捏造F5アタックのK-POPもビックリだ。でもこれメロコアじゃねぇよ。

8曲目「self esteem」

泣きメロ度4 速さ2 カッコよさ3
「♪ラーラーラララララー」のコーラスが印象的なまたもやミディアムナンバー。
一般人は好きなのかもしれないが、メロコアキッズはこんなまどろっこしい歌早送りだ!

9曲目「it'll be a long time」

泣きメロ度5 速さ4 カッコよさ5
ミディアムナンバーが2曲続いた後で、爽快なメロコアナンバーで気持ちもアゲアゲとなる一曲。
日本人好みなアニソンにありそうな泣きのメロディで結構カッコいい。途中から余計なテンポダウンをするが、その後またテンション再上昇なギターソロ的な間奏を挟みクライマックスまで持っていく。いいんじゃないですか!

10曲目「killboy powerhead」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
やたら耳につくライドシンバルの連打と、「♪キールボーイパワーヘー」のサビのキャッチ―なメロディが特徴的なナンバーだが、あんまテンションが上がらないのはなんでだろう。

11曲目「what happened to you」

泣きメロ度5 速さ3+ カッコよさ5
憂いのあるメロディだが明るさも漂うスカナンバー。これがこのアルバムの代表曲になんでならない?
かなりいいナンバーだと思うし、雑な「ヘーエィ」というコーラスも実にいい味を出している。ちょっと鼻づまりな中域を強調したオーバードライブサウンドのギターソロもカッコいいし、うねうね動くベースラインも実にCOOL!
管理人は一番コレが好きかなあ。ギターで弾いても、ベースで弾いても満足できるから、バンドでやったらチョーヤバイ!

12曲目「so alone」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ5
前曲が神曲過ぎたが、こちらも埋もれる事なく負けず劣らずカッコいいメロコアナンバーとなっている。
ただいくらなんでも1分ちょっとで終わらないでよ。2分は聞きたかったよ。

13曲目「not the one」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ3
なんだか抑揚のない、メロディとかディストーションギターだけ聞いたらハードコアみたいなナンバー。
でもハードコアさは全くなく、ベース音かサイドギターかは分からないが、ペコペコペコペコとヘリコプターの飛ぶ音のような、か弱いルート音が終始響くことで軟弱なイメージが漂う。あんまりカッコよくない。

14曲目「smash」

泣きメロ度5 速さ4- カッコよさ4
タイトルナンバーでありラストナンバー。オフスプリングらしい泣きのメロコアナンバー。
これがタイトルソングって事は、やっぱりオフスプ自身もこれがメロコアアルバムであると自覚してるんだろうなってはっきりわかんだね。

14曲目終わってからの隠しトラック

泣きメロ度0 速さ1 カッコよさ0
14曲目が終わったかなーって思うと、5曲目「genocide」のリフとともに例のオッサンがなんかまた英語でしゃべってる。
この「genocide」のリフ、次の作品「IXNAY ON THE HOMBRE」の最後の曲でそのままイントロのリフとして使われて新しい曲になるんだよね。
その後5分ほどの無音時間を経て、7曲目「come out and play」のギターリフがペンペン弾かれて終わる。
はっきり言って、どうでも良い。要らない隠しトラック。ウザい。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

管理人はオフスプリングって何だかあんまり好きになれなかったんですよね。もちろん、メロコアの代名詞であり、一番売り上げたってのはわかってますよ。でも変な歌多いんですもん。
ちょっと斜に構えてた当時10代の自称パンクキッズな管理人は、1100万枚も売れたセルアウトバンドなんてクソ喰らえ!状態だったので(同じくハイスタも大好きなくせに売れちゃったらDisったりしてた黒歴史あり)、それが余計にマイナスのバイアスを増幅させるのかも。
でも昔、ビデオ星人の後に始まったLOW IQ 01氏とビンゴボンゴの藤井千夏氏(だったと思う)が司会の音楽番組(ミュージックキューブ?だっけ)でも、LOW IQ 01氏がわざと「オフスプリング」とか言って、チカ氏に突っ込まれて、「どうでもいいよこんなの」みたいな事言ってたのを覚えてます。アレ、きっとLOW IQ 01氏もセルアウトの臭いを感じてDisってたんだろうなあ。

まあ悪いアルバムじゃないんで、まだ持ってないキッズはヤフオクとか下の楽天の中古で十分なので、即ゲット指令!