PENNYWISE「STRAIGHT AHEAD」のレビュー



タイトル:STRAIGHT AHEAD(ストレート アヘッド)

アーティスト:PENNYWISE(ペニーワイズ)

概要

カリフォルニアのメロコアバンド「PENNYWISE」の5thアルバム。BAD RELIGIONのブレット氏が主宰する「EPITAPH RECORDS」より。メロコアブーム全盛期の1999年6月1日にリリース。
ビルボード200にて62位に、シングルカットされた10曲目の「Alien」もビルボードHot Modern Rock Tracksにて36位をランクしている。更にオーストラリアのアルバムチャートでは8位、カナダでは17位にランクインしている。

ベーシストのJason Thirsk氏のアルコール依存からの自殺を乗り越え数年、再び勢いを盛り返し、米国のみならず日本でも大人気となっていた時期の今作は、PENNYWISEらしい音と速さは健在ながらも、さらに攻撃的な鋭いサウンドで攻め立てる仕上がりとなっている。

勝手なレビュー

1曲目「Greed」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
イントロからちょっと期待外れな感じで聞いてると、フロアタムとバスドラの同時打ちドッタンドコタンからガツンとスピードアップし、ペニーワイズらしいメロコアサウンドが炸裂!このアルバムの方向性がわかるような一曲です。
メロディは泣きが少ないですが、「オーオー」というコーラスが泣きっぽさを演出しています。彼ららしい高速パンクナンバー!

2曲目「My Own Country」

泣きメロ度4 速さ4- カッコよさ4
「ツッタタツッタン」のリズムを高速で刻むビートが印象的なパンクナンバー。
ペニーワイズなんだけど、なんか珍しいというか、結構ハマりそうなビートである。

3曲目「Can't Believe It」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ4
いかにも彼ららしい高速メロコアナンバー。途中のテンポダウンがちょっと我慢を強いられるが、そこさえ除けばカッコいいメロコアである。2分弱で終わる展開もグッド!

4曲目「Victim of Reality」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
こちらもいかにもペニーワイズらしいミディアムナンバー。
彼らが今までよくやっていた展開、ベタなペニーワイズナンバーだが、これ系には3rdアルバム「about time」収録の「SAME OLD STORY」という神曲があるので、なんともねぇ。
途中のギターソロ?がまるで「BAD RELIGION」の有名曲「American Jesus」に聞こえるんだが。最初のフレーズなんか、「ラーラシドーシドレードシドシラ」のそのまんまだよ。何か意味があるのかなぁ。英語読めないからわかんないなぁ。

5曲目「Might Be a Dream」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
引き続きましてミディアムナンバーです。ギターのブリッジミュートの重さが彼らペニーワイズらしいですね。まあなんとなく聞き流しちゃいましょう。

6曲目「Still Can Be Great」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ4
なんだか一昔前っぽいギターリフから入る高速メロコアナンバーですよ!
美麗なコーラスと途中の高速ライドシンバルの響きとがもうベタなペニーワイズ感を演出していてカッコいい!しかしなんでこれも後半テンポダウンするかなぁ。別にそんな緩急要らないんだけどなぁ。

7曲目「Straight Ahead」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
アルバムタイトルソングである高速パンクナンバー。途中テンポダウンしてしまうが、悪くは無い、ハードコア寄りな一曲。
ストレート アヘッドの意味は真っすぐとか、ひたむきとか、真面目とか、音楽だとジャズの4ビートの事を差したり、譜面通りに演奏する、なんて意味らしいですね。真面目なペニーワイズ流パンクロックでございます。

8曲目「My Own Way」

泣きメロ度3 速さ3+ カッコよさ4
スネアを頭で打つビートで始まるちょい速ミディアムパンクナンバー。
カッコいいんですけど、良くも悪くもペニーワイズちっくで、メロディの泣きがもう一つなのが玉にキズ。

9曲目「One Voice」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
攻撃的なドラミングとベースラインで始まる高速メロコアナンバー。
イントロからAメロにかけての何とも言えないペニーワイズらしい陰鬱的なサウンドと、サビの流麗なコーラスラインとの融合が悲しげな雰囲気をこの曲へと与えています。しっかしだからぁ、なんで後半テンポ落とすんだよ!なかなかカッコよさ5にはなりません。

10曲目「Alien」

泣きメロ度5 速さ2 カッコよさ3
これなんでシングルカットしたのかなぁ。変なミディアムナンバーだぜ?まあ泣いててエモいけどね。セルアウト狙った?
パッと聞かされたらペニーワイズだとは思わない、何かアメリカの売れ線バンドかなぁ、って感じ。でも売れたんだよね、いや、だから売れたのか?
こういう曲の良さが分からず、速い泣きのメロコアしか好まない管理人はやっぱりマイノリティなんだろうなぁ。それがマジョリティだった90年代に帰りたいよ...

11曲目「Watch Me as I Fall」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
ちょい遅メロコアナンバー。なんとなくペニーワイズなんだけど、ボーカルの歌い方にランシドっぽさを感じる気怠さが漂う。途中の音がドラムとボーカルになる展開なんかもそれを助長してますね。でも悪くない、最後までテンポ速いままだし、合格!

12曲目「Just for You」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
こちらも重めなバッキングギターから入るミディアムナンバー。なんだか90年代半ばっぽい展開のナンバーなんだよなぁ。変わらないのは良いことか、はたまたどうか。

13曲目「Can't Take Anymore」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ4
ベースリフから入り、速い展開っぽい始まり方だが、実はそうでは無いガッカリソング、かと思わせて、0分45秒から高速メロコアナンバーに変貌するドッキリメロコアソングwww
抑揚が薄く、最後の言葉を伸ばしライドシンバルがチンチン効果的に入る王道ペニーワイズメロコア。
まあこちらも王道と言うか、もちろんこんな始まり方だったので途中のテンポダウンもあるよ!

14曲目「American Dream」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ3
ちょっとギターの歪みの変わったイントロを経て始まるメロコアナンバー。だがサビでテンポダウンという一番最悪の展開を辿るが、まあこれがアメリカンドリームなら仕方ない。日本人好みにはならないに決まってるwww

15曲目「Need More」

泣きメロ度4 速さ4 カッコよさ3
メタルともロックともちがうなんだかモコ付いた歪みのギターサウンドから始まるイントロから、突然テンポチェンジしてメロコアへと変化する忙しいナンバー。
ペニーワイズってなんだかハードコアでもメロコアでもない抑揚の無いフラットなメロディラインが多いんだけど、この曲もご多分に漏れず。
メロコア的目線で見るとザックザクのギターサウンドと力強いドラム、なによりメロコア感MAXな泣きのコーラス隊があるのに、このフラットなメロディ勿体ないんだよなぁ、ペニーワイズって。

16曲目「Never Know」

泣きメロ度4 速さ5 カッコよさ5
前の曲々から気分を新たに、ペニーワイズの王道的な始まり方な高速メロコアナンバー。
いや、さっきメロディがフラットとか書いたけど、これは結構泣いてるよ。カッコいい!まあ、NUFANとかBAD RELIGIONを聞いちゃうとこれもまだまだなんだけど、ペニーワイズの中だったら、1、2位を争う泣きコアナンバーなんじゃないのかな?
しかもこの曲はちゃんと最後までテンポダウンもせずに突っ走る!カッコよさ5!出ました!

17曲目「Badge of Pride」

泣きメロ度3 速さ2 カッコよさ2
打って変わってミディアムナンバーですよ。ダサい。ロックですね。セルアウトでもしたいの?最後なのにねぇ。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

ご存知メロコアの雄、PENNYWISEの脂の乗りまくった1999年のアルバムであるコチラ。

管理人は当時コレ聞いたとき、前作より激しいサウンドってか、荒々しさってか、なんだか1曲1曲から焦りみたいな感じ?焦燥感というか、そんなのを感じたんだよね。でもキチッとペニーワイズ、ってカタチで収まってるっていうみたいな。
でも20年近く経った今聞いたら、なんだ普通のペニーワイズじゃん、ってなってたんだけど。それはこの後のペニーワイズの変化を知っているからなのか、耳が歳とったのかw

余談になるけど、当時88ナンバーの改造車に乗っていたのは前に書いたけど、このアルバムのジャケット、もろその当時を思い出すんだよねぇ。後付けの小さいハンドルに、無理やり付けたタコメーター。グランツとかオートメーターなんてのあったね。
その頃皆乗ってる車はアメリカには無いアベニールとかマーバンで、コテコテなエアロにビレットグリル、ハイテック崩れなのにローライダーとか言って、ジャパニーズアメリカン丸出しカスタムだったんだけど、これ見て思い出すって事は、間違った方向では無かったんだろうな。
和洋折衷てか、今見たらダサいんだけど、当時はチャラかったけど得意になって乗ってたなぁ。まあこのジャケットは正統派HOT RODをイメージしてるんだろうけど。

ストレート・アヘッド。真面目に、ひたむきに。ええ、真面目にレビューしてますよ。