HUSKING BEE「Suolo」のレビュー



タイトル:Suolo(スオーロ)

アーティスト:HUSKING BEE(ハスキング・ビー)

概要

日本メロコア、エモコア界の雄「HUSKING BEE」の8枚目(再結成後は3枚目)のアルバム。2016年12月7日日本クラウンより発売。

まづみて分かる通り、何だか1stアルバム「GRIP」の雰囲気を感じません?それもその筈、このジャケットのテーマは1stアルバムのジャケットで自転車に乗っていた少年が、あれから20年経ち、父親となり子供を乗せて同じ風に自転車に乗っているという、色々な背景、バックボーン的な変化はあれど、結局は原点回帰、みたいな意味がこめられているそうな。

今作の自転車に乗っているモデルはtsuyoshiさんというそうな。同じ少年って書いてるサイトが多かったから、1stの「GRIP」も見てみたけど、そっちにはクレジットは無かったから不明。まぁ、おんなじ人なんでしょう、きっと。

なら中には1stでHONDA BENLY CD50に乗っていた少年が、トヨタのVOXYとか、日産セレナなんかに子供乗せて走ってる写真が封入されてるか!?それともベルファイヤとかエルグランドでオラオラか!?なんて期待したけどそれは無いみたい。

(これが1stのGRIPに封入されてた写真ね)

さて原点回帰って書いたけど、まあそういうテーマになるのも当たり前と言うか、再結成時のメンバーが抜け、その時一旦は加入したものの、その後すぐ脱退していたベースの「テッキン」こと工藤哲也氏が再加入となり、2000年以降のオリジナルメンバーといっても良い3人体制となったことも大いに関係しているんでしょう。イッソン、ドンドン、テッキンとくれば、レオナも欲しいけど、それは欲張りって感じかね。

そんこんなでオリジナルメンバーなわけなので、当然サウンドも原点回帰、といっても1stのようなペッタンペッタン飛ばしてくメロコアは鳴りを潜め、後年エモバンドとして名を馳せたその初期の頃というか、メロコア以降のハスキンへの原点回帰といった方がしっくりくる仕上がりとなっている。まあドンドンの加入がメロコアブーム末期の2000年だからねぇ。その辺からか、エモい方向へ急旋回してったのは。あんまその辺管理人聞いてないから曖昧だけどさ。

というわけで、ハイスタの新譜の前に、ハスキンの最新の話題作もレビューしとかなイカんでしょ、って事で、いきますよ!

勝手なレビュー

1曲目「Suolo」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ4
タイトルソングとなっている1曲目。今回は管理人は速さ求めないからね。グッと我慢して曲そのものを味わっていくよ。
さてミディアムテンポなんだけど、メロディもサウンドもまさにあの頃のハスキンを彷彿とさせる、原点回帰のテーマに恥じない始まりとなってますよ。いい曲かもしれない。これで速かっ(ry...今日はやめておこうwww

2曲目「Carry You」

泣きメロ度5 速さ3 カッコよさ4
こちらも出だしからもうモロハスキンらしさが炸裂ですねぇ。おーメロディも泣いてるぞ。そこに被さる単音引きのギターも絶妙。これをエモいっていうのかな。
イマイチ「エモい」、の定義がわかんなくてさ。当時管理人はパンク界隈から離れちゃってエモを通らなかったのと、最近は地下アイドルとかそのヲタ達がやたらエモいエモいって使うから余計分かんなくなる。あいつら「セルアウト」を肯定的な意味で使ってるし。「おやすみホログラム」って地下アイドルが、「セルアウトしたい!」とか言ってて草生えたwww
しかしちょい速めのテンポも相まってこれカッコいいぞ。ちょっと間奏がしつこくて長いけど。

3曲目「Let We Go」

泣きメロ度3 速さ4 カッコよさ3
なんだ、カントリー調の出だしで始まったぞ?ジッタリンジンか?テンポは速くていいねぇ。でもジッタリンジンのカバーだよ、って言われたら信じちゃいそうだぞ。
メロディは泣くけど、2回同じメロ繰り返すんじゃなくてもう一泣き欲しいわーって感じ。

4曲目「Across The Sensation」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
エモいってこういうのだよね。エモい!遅い!しかしエモい=泣きメロってわけじゃないよね。泣きはしないもん。
おっおっおっおーおーってコーラスがやたら耳につくね。(^ω^≡^ω^)おっおっおっ....懐かしいな。
そうだ!パンクから離れた後、2ちゃんねるに管理人は入り浸ってたわwww テラワロスw

5曲目「Invisible Friends」

泣きメロ度2 速さ2 カッコよさ2
遅いです。エモくもない気がします。これは普段の管理人を出しちゃってもいいでしょう!
早送り!!!

6曲目「Grand Time」

泣きメロ度2 速さ3+ カッコよさ3
軽快なギターリフに乗って始まるナンバー。爽やかだぞ、何だ大丈夫か?やっぱりジッタリンジンになっちまったか?と思ったらサビでテンポダウンとともにいつものハスキン節に戻って安心したわw
元から遅いの分かってて聞いてるから、テンポダウンも気にならないし。まぁでも爽やかなだけに聞き流しちゃいそう。

7曲目「Spitfire」

泣きメロ度4+ 速さ3+ カッコよさ5
何だかこういうイントロの曲の入り方、懐かしいなー。無駄にコードチェンジするっていうか、ギターが大変そうな曲。グリーンデイとかそういうコード進行好きだったような気がする。

サビになったとたんにちょいおセンチなライド8つ打ちであろう8ビートサウンドで哀愁漂わせつつ疾走する感じがカッコいい。8ビートってハイハットとかライドが4つ打ちか8つ打ちかでスピード感全然変わるからなぁ、なんて当たり前の事を考えてしまった。

最後、なんだか凄い転調した感じなのに、メロディラインは崩さず終わるところも秀逸。ちょっとキー高くてドンドンの声が早回しのテープみたいになってるのはご愛敬か。そう、全パートドンドンが歌ってるんだよね、コレ。危うくイッソンと間違えそうになったぞ。

おっ?今日管理人、すげーマトモなレビューしてない?いつもこうやれよ、ってね。スイマセン...

8曲目「Blue Moon」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
前半はここまで通りのエモいハスキンサウンドなんだけど、後半のなんだか摩訶不思議なメロディラインは何だ?無理矢理曲に抑揚つけました感あるね。あ、摩訶不思議テーゼとは関係ないんだからね!

9曲目「Compass Rose」

泣きメロ度3 速さ3 カッコよさ3
ハスキンにBOOWYとサザンを足した感じ、って印象のナンバー。コーラス?弱めのフランジャー?そんなエフェクトを掛けたギターサウンドが印象に残る。
これはハスキンらしさじゃないでしょう。あんまり解散前と再結成後の音知らないから、あくまで2000年以前の印象のみで語るけどさ。
再結成後ってこんな感じだったけ?そういえば一昨年に出た7枚目のアルバム「AMU」、発売してすぐ買ったんだけど、1回しか聞いてないんだよなぁ。ナンダコレ?って感じて。きっとその流れなのかも。違うか。

10曲目「Nonesuch」

泣きメロ度4 速さ3+ カッコよさ4
ハスキンらしいエモいカッコいいちょい速ミディアムナンバー。
なんだか、amazonのレビューに日本語詞より英語詩の方がカッコいいのでは?って書いてあったけど、確かに日本語がなんだか違和感あるんだよなぁ。
やっぱりハスキンが原点回帰って言ったら、何言ってるかわかんないハナモゲラ英語が原点だと思うんだよなぁ。

11曲目「Suffer」

泣きメロ度4 速さ3+ カッコよさ4
「MAN WITH A MISSION」の「Tokyo Tanaka」氏をゲストボーカルに迎えた先行公開されたパイロットソング。
タイトルでアノ神曲を想像しちゃダメだぞ。全然違うからなwww
てかトーキョータナカって何だよ。マンウィズは知ってるけど、メンバーの名前初めて知ったよ。狙いもここまでワケわかんねぇと好感持てるな。そういやナントカ・タナカっていうアメリカのポルノ女優いたな。ググります!ティア・タナカだって。

TIA TANAKAさん(30)

おっとズレたわw
サウンド的にはちょいちょいメロコアノリになりつつもハスキンサウンド+ゲストボーカル、って感じの一曲。

Tokyo Tanaka(MAN WITH A MISSION) とHUSKING BEEが生み出す化学反応を体感せよ!

ってYouTubeのコメントに日本クラウンが書いてるけど、まあハスキンだよね。ゲストボーカルもちょくちょく歌ってるよ、って感じ。特に化学反応起きてないよ。これは普通にハスキンだよ。


しっかし何だよこのPVはよぉ。これじゃ5年くらい前に流行ったカゲプロとかのボーカロイド曲のPVまんまじゃねぇかよ。
エモバンド特有のワザと難しい言い回しとか単語使うとこもカゲプロ系ボカロと被ってしゃあねぇわー。
流行りのマンウィズと絡んでボカロ風にして若い新たなファン層獲得ってか?でもボカロ、とっくに旬は過ぎてんぞ。
一時期DAMだかJOYだかのカラオケもこんな風に歌詞表示してたけど、それも結構前だし。感性ズレてねぇ?

ホラね。ノリも歌詞もボカロ曲じゃん。もういっそイッソン(だじゃれ)脳漿炸裂ガールとかのカバーやった方がウケいいんじゃねぇの?

これを早口で唄うイッソン見てみたいwww

12曲目「Puff」

泣きメロ度2 速さ3 カッコよさ3
アレ?レゲェ?スカ?違うバンドになっちゃった?と思ったら。トラック11、12はコラボ曲だったのね。
ミツハシアツシ(ex.NUKEY PIKES)、白川貴善(BACK DROP BOMB、Noshow)、下村亮介(the chef cooks me)(敬称略)が参加してんだって。まぁでも結局イッソンが歌うとハスキンになるんだけど、コッチの方が化学反応起こしてるかもね。ニューキーパイクスとバックドロップボムが入れば、まあこうなるかぁ、って納得!
スカ調のメロディで終了。

13曲目「通りすがりの物語」

泣きメロ度2 速さ1 カッコよさ2
アコギ弾き語りナンバーですよ。ちょい哀愁漂うメロディは悪くない、ラストにふさわしい一曲ですが、これを速いヤツとは言わないから、ちょっと早めの8ビートでやってくれればスゲー良い曲になる気がするんだよなぁ。
まあ、切なめに終わる展開なんかは、アルバム最後って事で中々なんじゃないですかね。

MELOCOREPUNK.COM管理人の感想

はい今回何故か結構真面目に曲をレビューしましたよ。いや速いヤツが最初から無いのなんとなく気づいてたからってのと、やっぱハスキンだから、ハイスタほどでは無いけど...いやいや同じくらいかな、贔屓しちゃうのはあるよね。

でも原点回帰って言っててジャケットがアレだったから、GRIPみたいなメロコアもちょっと期待してたんだけどね。そこはしょうがないか...。

まあでもさすがハスキンと言うか、速いのしか好まない管理人でも、全編早送り無しで聞いてレビュ―したもんね。もちろんカッコいいな、エモいな、って所は数えきれないほどあるし、ハスキンだからテンションちょい高めだったってのもあるんだけど。

最初にも書いたけど、原点回帰っても、あくまで4人体制の2000年~2005年までの期間を原点としてるんだろうね。ツタツタ系メロコアは無いし、エモバンド「ハスキング・ビー」に帰りましたよ、って感じかな。
まあ管理人はその2000年以降はあんまり聞いてないんだけど、そんな感じを受けました。
レビュー中にも書いたけど、前作「AMU」が全く聞く気にならなくて1回聞いて放置してるんだけど、あれがきっとハスキン再結成後のスタイルで、今作はメンバーもオリジナルでサウンドも2005年以前風味になったから原点回帰、なんだろうね。まあ元メンバーで再び活動ってのは、往年のファンからしてみれば良いもんですけどね。

しかしジャケットの自転車の少年さぁ、GRIPの裏ジャケの斜め掛けのポーターかノースフェイスかロゴがボケて良く見えないけどカバンかけて、財布のウォレットチェーンぶらぶらさせて乗る姿は、正に当時のキッズのリアルそのものだったけど、今作の少年、ってか中年はさぁ、自転車にパンク系のステッカーベタベタ貼って、チャイルドシート?って自転車でも言うのか知らないけど、子供の椅子にもステッカーベタベタで、こんなヤツいねぇだろwww
やっぱりアルファードとかベルファイヤでDADとか24kとか貼ったやつ乗っててほしかったわw

まあでもコレ、黄色い土管みたいなので分かるけど、撮影したのが同じ場所なのはちょっと感動したけどね。

まあ何だかんだで、結構いいと思いますよ。メロコアからエモを経て、再結成した後、一周回って大人になったハスキング・ビーって感じかな。
1stのGRIPを期待して聞いちゃダメだけど、4人体制の頃のハスキンが戻ってきた、と考えて聞けば、中々良盤に仕上がってると言えそうですよ!